そろそろ虫 / 583

    娘の誕生日が終わったら旅に出るつもりだったが、弓立社の仕事が些か滞っていて、すぐにはホイホイと出られない。お陰で毎日タラタラ過ごしているのだが、そうするとついついモノを書きたくなる。これは性分なのか。好きな作家は庄野潤三さんで、彼の『夕べの雲』を鹿児島にいるときに初めて読んで以来、こういう作家になりたいと厚顔にも思ったものだ。才能がないことは何度も思い知らされてきたが、特にすることもなく日々を過ごしていると「そろそろ虫」が顔をもたげてくる。

  娘と

    土曜日、日曜日と娘は陸上競技大会で、目が覚めたときは既に鴻巣まで走りに出かけていた。日曜日の夜、しゃぶしゃぶを食べながら、「今度は(3000メートルを)10分台で走れたのでやっと調子が出て来たよ」と、すこぶる機嫌が良い。9分台でないとインターハイとかは無理なのかも知れないが、そういうことは聞かないことにしている。

    今日(23日)から中間試験で、成績が悪いと家人に「陸上取るか、勉強取るか」と言われるので、私から見ると可哀想なくらい勉強している。「凄いよなぁ〜」と朝飯の時に語りかけると、横から家人が「何言ってのよ、あれくらい私だってやったわよ。あなたの物差しで甘やかさないで」と手厳しい反応。家人は私なんかよりずっと真面目にやっていたらしい。確かに我々の高校時代は、「勉強より大切なものがある」と言っては、活動家を気取っていたのだから比較するのは無理がある。

 その後の野球部

    中間試験の時、野球部はどうなのかと聞くと、「今日(21日・春季関東大会 VS花咲徳栄)N村が10回裏に満塁でヒットを打って逆転勝ちしたんだよ。あいつ月曜日も勝ったら中間試験を受けなくていいもんだから、きっとこれで試験ナシ!!と思ったはずだよ。ヒヒヒ・・・」と笑っていた。ところが夕べ、「作新に負けたから、明日から中間試験だよ。がっかりしてるだろうな・・・ヘッヘッヘッ」と同情なのか面白がっているのか笑っていた。我々はついつい松井選手や松坂投手のように甲子園に出るチームの選手は、プロ並みの特別扱いを受けるのかと思いきや、中々厳しい現実の日々が待っているらしい。


N村大樹君  ( Y山君同様、『高校野球ドットコム』作新学院戦から引用)

あんまり書くとブログがバレたときに大目玉を食らいそうなので、少しだけ。

    彼らが実に高校生らしいのは、先日の娘の誕生日の翌日、「きのうN村が『誕生日、おめでとう』って言ってくれたよ」と喜んでいたことからも分かる。席が近いことや去年はほとんど隣だったから気心が知れているらしい。野球部員の話をするときは、全員「君」付けだが、N村大樹君だけは、呼び捨てなのが可笑しい。それも隣の席だった誼みか。同級生は、「大樹」と呼んでいるらしい。まぁ当たり前だけど普通の高校生なんだな。

    N村君はなかなか愉快なスポーツマンらしく、彼の話はいつも笑いを誘う。確か春季大会東京予選の時の日大三高戦で、彼のエラーで同じクラスのI井豪君の足を2回引っ張ったらしい。翌朝教室で「ゴーちゃん、ごめんな」と謝っていたという。「ゴーちゃんは、はにかみながら、『あぁ・・・』と笑って応えていたんだけど、すかさずN村は、『おれゴーちゃんが投げる時って、玉落としそうなんだよ』と言って、豪ちゃんや周囲を笑わせていた」という。

  中学時代の同級生N田優人君が、1年生とショートのポジション争いで、一時危うかったそうだが、サードのN村君が中学時代の経験を買われてキャッチャーに、キャッチャーで同じクラスのY山幹太君が外野に、N村君のあとを1年生が埋めたので、N田君は大丈夫だったそうで、娘は大いに喜んでいた。監督も中々大変だ。さて実践ではどうだったんだろう。

    

Y山貫太君 

そのY山君はとても優しくて、爽やかで、真面目で、「凄くいい奴だよ」と大いに褒めていた。クラスメートのうちの8人が野球部というのも凄いけど、みんな仲が良いらしく、聞いていて清々しい。
 

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