方丈庭の愉しみ 961

昨日の朝のこと。何が原因か詳しいことは分からないが、テビ(大妃=家人)様が、激怒プンプン丸で娘を叱っていた。いや怒鳴りあっていた。遅刻しそうなのに、毎朝グズグズしているのが事の発端らしい。

以前だとこの後も余震が続くのだが、このところすこぶる機嫌がいいし、悪くてもすぐに良くなるようになった。その理由は2つあると推察される。1つは、大谷翔平君の活躍だ。大谷君は、テビ様だけでなく、全世界の人たちを癒し続けている。

2つ目は、我が家の4畳半、アリの額ほどの庭❓に遊びに来る小動物を毎朝眺める事だ。この小鳥や野良猫や野ネズミかイタチたちは、チョロチョロやって来ては、ちょこっと餌を食べて、すぐ姿を消す。向かいの保育園の大きな木に呉越同舟とばかり、いろんな鳥たちが巣を作っているようだ。

彼女はコーヒー、私は紅茶を飲みながら小鳥たちを眺め、その都度小鳥たちの動きの可笑しさに一喜一憂する。

このところ新顔が続々登場している。大きな樹の中で産まれ育った雛鳥たちが、方丈庭にやって来るようになった。それは、余りに小さすぎて見た瞬間、すぐに分かる。「あそこへ行けば、食べるものに不自由しないよと親鳥たちに教えられて来るのかね」などとたわいもない事を語り合う。

キジバトのキジちゃんは、餌台に降りて来るまでに、すごく時間がかかる。それをこちらも根気よく眺めている。「慎重よね」「まだ葡萄棚から動かないわ」「あっやっと降りて来た、見て見て」と言った具合いだ。テビ様は、そんな光景を見るたびに良くはしゃぐ。「こんな人だったかな❓」と新しい発見がある。

最近ガラちゃんことシジュウカラたちが歌を唄う。というとウソっぽいが、『チッチッチチュー」と囀るのがハッキリ聞こえるのだ。最初にその声に気づいたのはテビ様だったから、自慢げに「ねぇねぇ聞いて、聞いてる❓鳴いてる、鳴いてるわよ」と教えてくれる。

一緒に聞いているんだから、私だって聞こえているけれど、「あっ🤭🤭そうだね〜」と、功❓を譲ってあげる。するとニンマリ。なんとなく彼女が喜んでいるように見える。

こんな些細な事が、穏やかな気持ちにさせる。小さな庭 (庭と呼ぶには恥ずかしいが) にすぎないが、慣れてしまえば十分満足できるもので、愉しみがまた増えた。老人力とは、自然に馴染むことでもあるのかも。

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