グループ・ホームに新人登場(1287)

きのうはエイプリールフールだっので、私もこの連載の回数を『1276』と「10」数字を減してみた。誰も気づかなかったのか、先読みされたのか、実は誰も読んでいないのか、反応もなく少し寂しい。その点フォルクス・ワーゲンは偉い!けど大変みたいだな。今のSNSの世の中、みんな笑いやゆとりがないからボコボコに非難されていた。不寛容時代の企業は大変だ。いや企業だけではない、周りを見渡しても、だんだんそんな人たちが増えてきて「笑って許して」くれない。

<SNSからの引用>

昨日はS木琢磨さん、T橋宗ちゃん、H木雅己君と、極めて寛容な初老の人たちとの好い時間を過ごせた。琢ちゃんはあれから1人でゴールデン街へ飲みに行ったのだろうか。私は今日は朝から介護があったので、10時過ぎに帰宅すると風呂にも入らず、カレーを食べた後はまっすぐベッドへ。今朝4時頃に目が覚めてポカリスエットを何杯も飲んでまた爆睡。それでも午前6時半には目覚めて、またまたカレーの朝食。カレーだといくらでも入る。午前8時半前に出かける。

<4月1日 昼酒中>

グループ・ホームに着くと獰猛のどうもうさんが夜勤明けなので鬱陶しいいな〜と思ったら、私の代わり❓に朝からバッシングされている同年代の男性がいた。「ハイ」「はい」「はーい」と短く返事しながら立っているのを尻目に、私が大きな声で入居者のみんなに「おはようさん」と挨拶。そのまま奥の廊下で着替えてリビングに戻ると、その男性が寄ってきて、「昨日からお世話になっていますK村です」とご丁寧なご挨拶。それを潮にどうもうおばさんから解放されたK村さんは、いきなり「みなさん❗️体操しましょう」と大きな声を出してビデオをセッティング。口腔ケア体操から始めた。「なぬ⁉️⁉️⁉️お主何者」とは思ったが、どうもうおばさんが退勤する午前10時までは、ひたすら2人で体操に集中し、さらにみんなのお愉しみ『長七郎江戸日記』が始まるのを待つ。

台所でカップを洗っているとK村さんがそばに来て「65歳で定年になったばかりなんですよ」「家がここから歩いて10分のところで近くていいんです」と自己紹介する。20年ほど前に介護の仕事をしていて、その後は人材派遣会社を経営していたが大手の参入で辞めてサラリーマンにとも。息子が3人いていずれも30過ぎで、全員結婚していて孫も3人いるという。私はここでも一切何者か明かしていないので、69歳で妙蓮寺から来ているという程度の話しかしない。

それにしても大笑いしたのは、昨日は件のどうもうさんと鉄面皮のキャインおばさんのダブルパンチに見舞われたらしい。「あんな社会性のない人たちを見たのは初めてです」というから、「私も69年生きてきて初めて出会った人たちで、他人を叱り飛ばして日々の鬱憤を晴らしているんでしょう」と述べると、2人して意気投合。こんなに気が合うのは、ニチイ横浜校に通っていた頃、すぐ前の席で失敗を嘆き合った”ブービー(私がビリで、彼女がビリから2番だから)M居”以来だ。よかった同志がまた1人増えて。

「人の悪口を言っていけない」とNHKの後輩で、東京10区から衆議院選挙に出るS木庸介さんに教えられたのに・・・。もう選挙に出ることもないからいいか〜。でもあのパワハラを体感したら流石の庸介さんでも、何か言うだろう。おかげで今日は心穏やかに仕事が進む。

午後からはB勤務(午前9時半〜午後6時30分)の主な仕事である”三助(さんすけ)”に徹する。私のことを「お兄さんがいいわ」と言ってくれる90歳のおばあさんから始める。きょうも「お兄さんが一番良いわ、優しいから。このところお姿が見えなかったから辞められたのかと心配していましたよ」と話しかけられる。「本当に認知症なの❓」と思うが、最近の記憶が欠落しているから何度名前を言っても覚えていない。

私はどの利用者にもトコトン優しく接するように心がけている。だから自分がやってもらったら嬉しいだろうと思うほど、丁寧に足の指と指の間までシャボンで洗い、髪もシャンプー、コンディショナーと2度使い、湯船の温度も「これで良いですか?」と何度も訊きながら温度調節をするようにしている。着替えさせた後は、10分ほど軽くマッサージしてあげる。その分時間がかかるが、これには皆喜ぶ。

K村さんたちが帰った後は、夜勤のS宮さんと2人。彼女はサッパリ、そしてきちんとした性格の30代後半か40代はじめと思しき人で、「午後6時半になったら帰って結構です」「残りは私がやります」「構いませんからもう帰る支度をしてください」とすこぶる気遣を忘れない。どうもうさん同様、夜勤のみの勤務だけど、「こんなに人柄、対応が違うのか」と毎回感動させられる。

午後7時すぎに帰宅したら、家人も娘もビックリ。事情を説明すると「今日はいい人ばかりで良かったわね」だって。確かに。だからこそ他人には優しくしなくては。

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