ヤバイ!! ユニクロ / 537

 最期の教授会が終わってしまうともう大学の行事は退職の辞令をもらうだけになってしまった。何もすることがないのは好いことだが、いささか拍子抜けしてしまう。娘は陸上部の合宿で茨城に行っていて、23日まで帰らない。娘がいないと私も手抜きの晩飯を作る。今夜は鰹の刺身(一応ニンニク、大葉、ミョウガ、タマネギ、青ネギを刻んでポン酢醤油につけ込んだもの)とCook Doで作った辛口(娘がいると普段は甘口)麻婆豆腐、それに新横浜の高島屋で買った今半のすき焼きコロッケとメンチカツ。予定していたほうれん草とベーコン、卵のソテーは2人なので止めた。

  新横浜まで出かけたのは、ユニクロで春物を買おうと思い立ったからだ。私がユニクロで買うのは、その9割が①ヒートテックの股引 ②コーデュロイのシャツ ③定価9990円が7990円か6990円か5990円に値下げされたときの100%カシミヤセーターだ。今期冬物のハットを1つ500円だったので、紺、黒、グレーの3つ買った。これが侮れないほど被り心地が良い。銀座トラヤの同型ハットの140分の1の値段だ。凄すぎる!エライ。何はともあれ気楽に被れるのが好い。私が愛用しているのは大体これくらいだ。

  しかし昨日を最後にスーツに拘ること必要がない。と思い行動を起こした。新横浜駅ビルの6階へ。まずパンツを見たが、若者用が多いので、私向き?のを探して片っ端からはいてみる。こんなことをするのは珍しい、というか面倒くさがり屋なので、お気に入りのメーカーのモノ以外は、普段は股下何センチと自分のパンツで測って貰い、それで決まりだった。以前ハマっていたあるメーカーのチノパンしかりだ。

  

  <ユニクロのホームページから引用>

 だがやってみようもので、何枚か着替えている内に、凄くは着心地が好いパンツに巡りあった。「ジョガーパンツ(ウルトラストレッチ・レングス)」2990円。これなら家の中ではいていてもゴワゴワしなくて気にならない。このところもっぱら綾瀬はるかちゃんのような上下ジャージ姿か、沖縄でシュノーケルをやるときにはいていたスパッツとトレーナーが多かったから娘や家人からは「だらしない」と小言を言われていた。これなら大丈夫。はいた瞬間「ヤバイ!! ユニクロ」と言いそうになった。思わず4本買ってしまったばかりか、リネン100%のシャツと長袖のTシャツ、スニーカー用の短いソックスまでも。今度は財布が「ヤバイ!!」だ。それでも急に”洋服長者”になったような、随分若返ったような好い気分だ。家人に自慢すると「同じモノそんなに買って・・・、古いのドンドン捨ててよ」と一喝されてしまった。でもいいのだ。何と言われようと。あぁ俺は本当の自由人だ!と思うとワクワクしてくるではないか。全ての拘束、呪縛から解放された者だけが知る歓び・・・かな。何を馬鹿な、大げさな。分かっていますアホでんねん。

  

 今日はもうひとつ好いことがあった。いま日本でいちばん会いたいおばあさんから沢山のジャムが届いたのだ。3月1日にもジャムを戴いたので、冷蔵庫の上2段はジャムづくしだ。娘も家人も大好きでパンに塗ったり、ヨーグルトに入れたり自然の美味さを堪能している。今回は文旦、夏柑、みかんのマーマレード、苺のジャム等々。厚かましい娘は、「またもらえないかな」と朝の食事時に必ず話題にしていたから、「以心伝心です」と彼女に言ったら、「作り甲斐があります」と、とても喜んでくれた。

  

 彼女とは取材で知り合った。84歳のおばあさん、というより私にとっては父の妹、叔母さんという感じの方だ。関西の山林地主の家に生まれて、家を継ぎ、いまは独り山に暮らしている。「五右衛門風呂に入りにいらっしゃい」と懐かしいことを書いて下さる。季節のたびに、米、味噌、蕗のとうの佃煮、茄子の味噌煮、葉唐辛子瓶詰めなど、全て自宅の畑や山林で採れたモノを加工して送って下さる。「捨てるのが嫌いだから、ご迷惑でしょうが・・・」とおっしゃるがとんでもない。欣喜雀躍。故郷が一つ増えたようなうれしさだ。

 白山羊さんと黒山羊さんのように手紙や品物を送り、送られ1年余り。そんな彼女の『85歳 おんなひとり山に暮らす』を弓立社から出版したいと考えている。その事前取材で4月2日から関西に行き、6日からは大分に帰る。これは9日に杵築の安住寺で行われる親友吉崎雄一の1周忌に出席するためだ。その後は、10日から鹿児島の桜島にある無人島(新島)で、昔の仲間たちと釣りをしては、焼酎を飲んで暮らす?つもりだ。29日に若い友人の結婚披露宴があるので、それまでには横浜に戻る。

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