三助の1日(1298)

介護の仕事は、初めて体験することばかりで、未解決の事件現場に乗り込んだときの緊張感と新鮮な驚きが波状的に押し寄せてくる、あの感覚に似てなくもない。

一昨日(4月28日)は、午前9時から午後2時50分までに入居者全員、つまり6人を私一人で入浴介助した。風呂の大きさは自宅にあるものと同じ大きさ。もちろん人生で初めての体験だ。

この日の相方は私の指導員O田さん。年齢不詳。決して穏やかな語り口ではないものの、頭ごなしにそのとき、その時の気分で吠えることは無い。その師匠が痛風でほとんど歩けないという。見ているだけでこちらまで痛くなりそう。朝一番に彼女が優しい語り口で尋ねた。「朝からA子さんとO村さんを入れてもらって良い❓」「ええ、もちろんいいですよ」と私。

普段は入浴は午後2時からで、以前1時半から入れたらこのO田さんに「勝手に時間を変更しないで」と叱責されたことがある。「おやっ❓」と思っていると「それから午後にあと2人お願いできるかな」ときた。「あっ🤭🤭🤭これかぁ」とすぐ意図が解った。もちろん断るはずもない。

元々入浴担当はB勤務者なのだから私がやるのは当たり前なのだが、基本は1日に2人介助となっている。ところが前日、前々日とも、誰も風呂に入れていない。つまり人によっては1週間近くも入っていないことになる。何か理由があったにせよ職場リーダーの彼女としては、どうにかしなきゃと思ったのだろう。

入浴したことを記した一覧表を見ると、M平さんもY田さんもずっと入っていない。「えっ😨😨😨こりゃ気の毒な」と思った瞬間、「じゃ午前中に4人入れて、午後はお湯を入れ替えて、MさんとOさんの女性陣2人を入れますよ」と応えていた。以前にも書いたが、入浴介助で厄介なのは、車椅子のA子さんと言葉を発せず行動が読めないO村さんくらいで、後は三助に徹すれば、身体はキツイがどうということはない。

2週間ほど前、A子さんが体調不良の時は、家に帰ってからもずっと心配だった。そのA子さんもあれから2回とも私が入れている。風呂上がりの彼ら、彼女たちが、「あー気持ち好かった〜」と口に出して言ってくれたり、穏やかな表情で喜んでくれたりしているのを見るとき、こちらも何だか満たされた気持ちになる。その瞬間、俺って何やってんだろう⁉️と哄笑してしまう。帰ってから今度は自分が風呂に入ったから、今日1日で7人入れたことになる。ビールが美味い😋🍺🍺😋。

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