『◯H K 』のいま を経済専門誌で知る 932

「去る者は日々に疎し」(Out of sight,out of mind. )は、好きな言葉の一つだ。この言葉の続きがまたいい。「来る者は日々に親し」。記者時代、夜回りに行くのに臆するとき、この言葉を思い出しては、重い気持ちをもう一度奮い立たせた。

『◯イテン』という経済専門誌で、いま『◯H K』の特集をやっている。おそらく◯H K関係者が買うから、普段より10%以上売り上げがアップしたのではないだろうか。

この雑誌は、『Z界展望』という名称だったが、いつのまにか略称が雑誌の名前に変わっていた。今は知らないが、記者時代は必読雑誌の一つで、「検事総長会食事件」(日通事件で、後に摘発された国会議員と検事総長が『花蝶』という料亭で飲食していた)をスクープした故村井四郎さんが、活躍した雑誌としてつとに有名だった。

その『◯イテン』特集を読んで、自分はもう◯H Kの事は、知らんなぁ〜と、つくづく思った。登場人物で知っているのは、役員と報道の一部の人物くらいだ。内容はそれ以上に、初めて知ることばかり。それは、いい事だと思っている。「去る者は日々に疎し」だ。

「古里は、遠きにありて思うもの」だな。

(ただし、室生犀星は、古里を懐かしく思い浮かべで作った訳ではなく、逆境の中、孤立無援の心境と古里を重ね合わせて創作したらしい)

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