天理滝本からの報告 2017年最終版 ① 764

䂓矩子さんは、相変わらず若い。とても86歳とは思えない。天理も京都と同様、どんよりしている。「このところ、ずっとこんなお天気なんですよ」確かに庭に出ると夏のあの青々とした山⛰⛰🏔の緑が、すっかり冬ざれた景色に変わっていた。

▼着くや否や、勝手知ったるY中家とばかり、「昨夜からほとんど寝てないんですよ」と、自室のように使わせてもらつている部屋に行って、セーターGパンのまま眠ってしまう。寒さも睡魔には勝てない。頭がスースーするのは、毛が無いから仕方がない。マフラーを真知子巻きにして、娘に貰ったキャップも被って眠る。深い、眠りが深い。

<<<< る前に、既に三女のHつるさん、それに大阪吹田市に住む次女Mくみさんの三男、I岡明男君(26)が、「おばあちゃん、薪割りしたげるわ」と泊まりがけで来ていた。尺八のプロを目指しているだけに、時間があれば修行に余念がない。畳の部屋で正座して吹く尺八の音色は、何か物悲しく、雅である。 <<<< 方になると長女Iつみさんが、名古屋から孫のT成ちゃんを連れてやって来た。T成ちゃんは男の子っぽい。可愛い😍し、小学校1年生とは思えないハキハキしたしっかり者だ。一気に賑やかになった。夕飯はイノシシ鍋🐗🐗🐗だ。秩父で食べて以来、おそらく25年ぶりぐらいになるか。これがなかなか美味いのだ。T成ちゃんもモグモグ食べるから痛快だ。こんな可愛い孫がいたらおじいちゃんは、嬉し過ぎて死んじゃうな。 ▼䂓矩子さんの田畑を荒らしたイノシシかどうかは分からないが、近くの人が、銃ではなくて、仕掛けと槍を使って手捕りにしたという。さすが天理の山中だけのことはある。肉は臭みもなく、豚肉よりはサッパリしているが、かみごたえがあつて美味だ。ついつい箸が進む。がご飯は2杯で我慢する。䂓矩子邸に来ると、食べ過ぎてしまう。何と言っても、我が家のテビ(大妃)様、罵倒(馬頭)観音はいないし、自由気ままで、大きな幸福を感じながら、また眠る。

▼午後8時半過ぎに目覚める。リビングでは、テレビ朝日の『無人島探検 2泊3日』を見ながら、T成ちゃんが興奮して語りかけてくれる。「すごいよ、なすD(番組のデイレクター)すごいよ。全然寝ないんだよ、もう24時間働いてるんだよ」T成ちゃんの歓喜の声に誘われて、いや引きづられて、大人5人も画面に釘付けになる。

▲テレビ朝日系列 ホームページから引用

▼海に潜って30分足らずで大きな鯛やエイ、タコ🐙を素手で採ったり、銛で突いたりしてくる。確かに凄いパワフルなディレクターだ。N協会にはいないタイプのワイルドボーイだ。子どもがこれほど興奮しながら喜ぶ番組は知らない。愉しい夜は過ぎていく。

▼部屋は、慣れ^_^たせいか、昼間ほど寒くは感じなかった。私の書斎は、冬はいつも25度。床暖房は、終日付けっ放し。「ダメでしょう、寒いくらいが、よく眠れるのよ」とダメ出しされてしまう。そうか、これがいかんのか。帰ったら床暖房だけにして寝てみよう。また䂓矩子さんに学ぶ。

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