1ヶ月ぶりの浅草 1027

鹿沼セミナーでは、『天の半分』という、フランスのルポライターとでもいうのだろうか❓クローディ•ブロイエルさんの著書『天の半分』をベースに、話をした。彼女は、1971年11月に仲間11人と一緒に中国🇨🇳🇨🇳各地を訪れ、そこでの「女性解放」、それも本人自身による自己改革とその実態を見聞きし、考えたことをルポしている。

私がこの本を読んだのは、鹿児島局にいる頃だから、35年以上前のことだ。お分かりの通り、「天の半分」は、女性が支えていることを示している。それはただ単に人口や男性と仕事を分け合うという意味ではなく、「自らの解放」を重要視し、革命運動の中で勝ち取ってきたものと位置づけている。そこには、自らの力で自らを解放する意識が大切だと示唆している。

いやいやこの見方は、偉そうというか、男性による上から目線だな。私自身、気がつかないところで、女性に対して因習からくる無意識な偏見や差別意識を持っているのだろう。そこを戒めながら「女性の働き方改革」の耳障りのいい標語と欺瞞、「同一賃金、同一労働」などの問題点や今後の課題などについて話した。

完全徹夜は、久しぶりだったので、セミナーが終わった後は、さすがに疲れた。新鹿沼駅から前回同様特急で浅草に出た。というのも、今回は親友T橋宗ちゃんオススメの、ある有名な寿司屋を訪れる目的があったからだ。

ところが、この店に入った途端、魚肉の腐敗した臭いが漂ってきて、「おぉ、ゲェ〜」と声を出して吐きそうになり飛び出した。かつて著名な作家が通った店で、色々な人がエッセーに書いているらしいのだが、私は風俗ルポライターのS木琢磨さんの作品でしか読んだことがない。

中でも鬼平の池波正太郎さんがよく通ったらしいのだが、それは30年以上前の話で、今ご主人は80歳を超えている。掃除が行き渡っていないのでは❓というのが私の感想である。宗ちゃんは、「黒酢が強烈で、店内に漂っているからだ」と主張する。こればっかりは、行って確認してもらうしかない。もし間違っていたたら坊主になるさぁ〜。

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