六角橋麺ロード をゆく <上麻生道路〜商店街裏> (1185)

さぁ引き上げようと踵を返しかけたが、このまま帰ったのでは、まだ1時間にはなるまいと少し歩いていて驚いた。上麻生道路を挟んで向かいに大きな看板。『極味家』とあるが、「横浜家系ラーメン」の文字の方が大きいのが可笑しい🤣🤣🤣。なんとなく自信が無いのかな❓と思ってしまう。「虎の威を借る」ではないが、「家系の威を借る」だな。むしろ逆なのでは❓と、帰りに『山崎屋』を見てみたら、同じ家系ラーメンなのにその文字が見えなかった。

さらに西へ向かうと、この時間、午後2時半過ぎなのに客がいっぱい入っているラーメン屋があるではないか。あっ🤭🤭ここも家系ラーメンだが、吉村家直系を謳っている。『末廣家』だ。チョットしたラーメン好きなら『家系(いえけい)』ラーメンとは何ぞやということは知っているだろう。詳しくはGoogle先生に譲るが、この六角橋は、上麻生道路沿いに東白楽駅に向かって右側の歩道を歩いていくと『六角家』という、いつも行列が出来るラーメン屋さんがあった。私も3度、有名店とは何も知らずに、近くの銭湯に行く途中に入ったことがある。いつの間にか閉店していたが、今年倒産したとニュースになっていた。

椎名誠さんの『すする❗️麺の甲子園』に出てくる、本家本元という『吉村家』同様、濃厚な豚骨スープをベースにしたラーメンを『家系』と呼んでいる。根っこは「吉村家」で、そこで修行した弟子たちが店を開いたり、分派したり、新派を作ったり。さっき通った『壱九家』は、これまた別の流れらしい。つまり1970年代初期に共産主義者同盟(BUND)が、「戦旗」「叛旗」「情況」「烽火」などに分派したようなもので、「共産主義」同様、家系も「豚骨スープ」が基本テーゼだ。

私はそんなこだわりはなく、「美味けりゃどこでも良い派」だ。そんなことを考えて先の道路を右に曲がろうとしたら目の前に、『武蔵野うどん』の暖簾がたなびいていた。初めて目にする名称だ。それにしても横浜は武蔵の国なんだっけ❓と思ってGoogle先生に訊ねると、横浜市の一部はそうらしい。確かに近所に武相(武蔵と相模)学園がある。

さぁもういい時間だとその通りを家に向かってダラダラ歩いていたら、道の両側に行列が出来ている。パチンコの景品替えかな❓と見てみると、店の名前がないものの、暖簾に「つけめん」とある。そこでまたまたGoogle先生に問い合わせたら、何と横浜でも屈指のつけめん『くり山』だった。あ〜聞いたことがあるなぁ。帰って横浜生まれ横浜育ちのハマっ子の家人にその話をしたら、珍しく「行こう、行こう」と乗り気なのには驚いた。私も好感が持てたのは、仰々しい看板や暖簾がなくて、楚楚としているところだ。さぁこれくらい知っていれば、散歩の時に、ちょっといっぱいじゃないけれど、麺食い三昧ができそうだ。

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