くり山のつけ麺(1292)

4月から対面授業が学部でも再開したため娘は1時限から大学へ。そういえば4月4日と5日に、この2月まで大学院で私の講義を、対面とオンラインのハイブリッドで受講していたO君とFさんから、「昨年中止になった入学式に出席してきました」と報告があり、「早稲田に留学して対面授業は小俣先生だけでしたが、今年は他の先生でも始まりました」と2人とも嬉しそうな弾む内容だった。しかもO君は、「授業で取材に行った先の紹介で、母国の新聞社でこの2ヶ月インターンとして貴重な経験ができました」とも。いいね。こういうメールを読むたびに教員になって良かったと思う。秋になって中国の留学組が訪日したら、みんなで飲む約束をした。

  

<今日(4月9日)のキャンパス 下は昨夜のTBSで放送していた村上春樹ライブラリー>

朝、「蔓延防止等重点措置」が出る前に東京を脱出し、京都に行った友人から写真が届いた。『第一旭』のラーメンを食った様子。みんな麺好きだな。これから吉野の桜🌸🌸🌸を見に行くという。奈良は荒井正吾知事が、「(奈良は)安心なので、飲食するなら奈良でしてください」と言っていたくらいだから大丈夫。それに今なら観光客も少なくて良かろう。

その友人に触発されて、六角橋の『くり山』に、つけ麺を食べに出かけた。この店は何度か紹介したが、いつも行列が出来ているうえ、開店日も開店時間も定まらない。ネット情報を頼ると大間違いで、<午前11時30分〜>と開店時間を信じたら何んと9人待ちだった。もう一つのネット情報の<11時〜>が正しいことになる。食券の販売機の前に営業時間が貼り出してあった。が、普段はシャッターが下りているから見ることができない。

<行列のみSNSから引用 全くこんな感じ>

まぁ並んだ以上は、しゃーないなぁ。待つこと35分、ようやく入店。既に食券を買って女性の店員に渡してあるので、半チャーシューつけ麺に味玉子をトッピングが来るのを待つだけ。その間、厨房内を見ていると、ユニホームの黒いTシャツ姿の3人のお兄さんとさっき食券を取りに来た紅一点の4人が甲斐甲斐しく働いている。店主と思しき恰幅のいい男性は、東池袋のつけ麺『大勝軒』の山岸一雄さんに、体型も風貌も似ているような、と壁に貼ってあるポスターを見ながらそう思った。

出てきたお目当ては、期待を裏切らない美味さだ。モチモチした食感。ツユが脂っこいように見えるが、意外にもくどくない、むしろ麺によく絡んで喉越しをよくしている。チャーシューがこれまた絶品。まぁ冷静に考えれば、これまで食べてきた名店のチャーシューは、どこもこだわりのある一級品ばかり。そりゃ当然だわな。

麺を食べ終わったところで、スープを継ぎ足してもらう。三田製麺所のつけ麺同様、〆のスープが決め手だ。外には再び行列が出来ている。

自転車を止めたスーパー『タイヨウ』で、置き賃としてイチゴを2パックと出来立てというイカ🦑🦑と銚子のイワシの握りを2パック買う。これなら自転車を駐輪場に止めていたことを咎められないだろう。小腹が空いたら摘めばいい。

帰るとコーヒーを飲んでから、依頼のあった体験記の執筆を再開する。時間はたっぷりある。家人はウクレレ教室なので、私独り自由に好きなことができるのは幸せだ。

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