グラバー亭のちゃんぽん(1291)

夜中に川崎のソウルフード『ニュータンタン麺』をツマミに、このところハマっているキリンの「麒麟特製レモンサワー」を飲んだので、朝食はパス。その代わりコーヒーと桜餅を食べる。庭の物干し竿に、雉鳩が2羽来ているのかと思いきや、何と片方は椋鳥ではないか。鹿児島時代、何度か話をしたことがある椋鳩十さんを思い出した。先生は確か信州のご出身で、親戚がいた鹿児島に居着いたような話をされていた記憶がある。私が知り合った当時は、鹿児島県立短大の教授をされていたが、とにかく鹿児島で、というより日本でも著名な児童文学作家だった。あの頃読売新聞鹿児島支局にいた、今は鹿児島の民放MBCの関連会社の社長をしているS山賢治さん夫妻と大変親しかった。S山さんの奥さんは、吉瀬美智子さん似の美人だった、関係ないけど。

<決定的瞬間!と慌てたのでちょっとピンボケ

<NHKにもよく出演された椋鳩十さん 春苑堂書店でしばしばお見かけした SNSから引用>

そんな懐かしい昔を思い出していたら、なぜか急に「ちゃんぽん」と「皿うどん」が食べたくなった。どうせ昼から新横浜の『山助』に魚を買いに行くので、今日はチェーン店の『長崎リンガーハット』ではなくて、以前何度か通ったJ R 新横浜駅篠原口にある『グラバー亭』で食べることにした。この店は80歳前後のご夫婦が切り盛りしている街中華🥠🥟だが、特に海鮮が沢山入った「ちゃんぽん」が美味い😋😋😋。

まさに蒼海変じて桑田となる様相 あの崖が住宅地に すごい日本の建築技術

昼飯時とあってテーブル席はほぼ満杯。近くは建設ラッシュらしく、来る途中も山が切り崩されてドンドン住宅が建ち並んでいるか工事中だった。店内も作業服を着た人たちが多い。わかるわぁ〜1度食べたら病みつきになる。それに「ちゃんぽん」にご飯と餃子が付いた定食が安いから地元でも人気だ。

本当に久しぶりだ。すぐ近くの山の上に住んでいた4〜5年前は、大学に行くのに市営地下鉄を使っていたから通勤(学)路だったので、店にも来やすかった。奥さんが加齢のせいか、耳が少し遠そうで、私もだんだん聞き返すことが多くなったが、「半ちゃんぽんと半皿うどんに半餃子」というのが、どうも聞き取りにくく混乱の原因らしい。ご主人が厨房から「だからどちらも半分の単品に半餃子だよ」と注意していたので割と日常なのかも。そのやりとりが何だか微笑ましくて、「すみませんね、久しぶりなので欲張っちゃって」と謝ると🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️と、奥さんも「大丈夫ですよ」とニッコリ。

醤油もお酢もラー油も容器をいつ洗ったのかわからないほどで、決してお世辞にも綺麗とは言えないカウンター周りだが、地方出身で学生時代は各地を転々としていたので、こうした食堂は慣れっこ。家人や娘は敬遠するかもしれない。でも美味ければいいじゃん❣️というのが私流。有楽町駅前の『桃園』をついつい思い出す。あそこは電車に乗ってでも、行列に並んでも食べたかった。この話はもう何回も書いた。同じ繰り返しが多いのは老化がすすんでいるからだ。

南口から東口に迂回して『プリンスぺ』へ。『山助』は今日も盛況で、待つ順番札は8番目。この間、菊名の『中津からあげ渓』に電話して、20分後に行きますと予約しておく。人気店なので、行ってから頼むと10分は待つことになる。毎週この方法というか、パターン化してきた。

魚は金目鯛が大安売りで、大きさは同じでも先日の半値。即決。半身を刺身に、半身を煮付用に3つ切りにしてもらう。漁獲量が多ければ当然安くなる。待っている間、店員のY田さんと入荷した魚について話が弾む。今日も太刀魚が立派で、しかも安い。「この前のはびつくりするほど新鮮で、焼いても肉厚で食べがいがあった」と、ついつい話が長くなる。

以前ここに勤めていたT橋さんが、大分中津の魚屋さんの息子で、よく2人して周防灘や豊後水道の魚の話をしていたのをY田さんが横で聞いていて、私も漁村近くの生まれで、無類の魚好きなのを覚えていてくれて、うるさがらずに応じてくれる。まぁ週に多い時は3〜4回、顔を出しているのだから客サービスかな。陳列台を長く見ていると他の魚や貝類にも手が伸びそうなので、すぐ菊名へ。

菊名の『渓』は、私の携帯電話の番号が自動登録されているらしく、「いつもありがとうございます♪♪」と愛想がいい。今日は手羽を9本に増やし、モモを6個。3人だとついつい手が伸びて2本2個では、いまひとつ心残りだから。あと何千回⁉️いや何百回⁉️の晩飯だろうか❓

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