脚が痛くなくなると、何だか世界が変わった様な、積極的な生き方に身も心も軽くなるから不思議だ。授業も何だ、どんどんやる気が出て、この所3年ほど実施していなかった課題図書を復活することに決めた。
▼M蔵野大学は、女子学生👩🎓👩🎓👩🎓が多いことや、間もなく政治問題化する可能性が高いことなどを考えて、このブログでも紹介した伊藤詩織さんの、『ブラック ボックス』を指定した。授業中に「今年どんな本を読みましたか❓」「•••••」「貴女は、何冊読みましたか❓」「1冊も読んでいません」「君は❓」「読んでいません」それなら是非、読んで欲しい本があります。となった次第だ。
▼課題図書は、学生に指定した作品を読んで感想文を提出してもらう、まぁレポートと同じ様なものだ。彼らが、どの様な問題意識を持って読破しているか、この本が発信するメッセージを読み取っているかどうか、等々が採点のポイントだ。
▼12月の課題図書は、河北新報編集委員•寺島英弥さんの『 東日本大震災 何も終わらない福島の5年』(明石書店)であり、1月は、朝日新聞大鹿靖明記者の『東芝の悲劇』(幻冬社)だ。
▼共同通信社編集委員•太田昌克さんの『偽装の被爆国』にしようか迷ったが、太田さんの作品は、学生達にはハードルが高い様に感じたので、別の機会に譲った。レポートを提出すると1冊につき20点を与える。つまりとんでもない事を書かない限り、期末試験前に60点(可)以上は、ゲット出来る算段だ。こうすると学生は、熱心に読もうとする、はずだ。M蔵野大学の場合は、果たしてどうか❓
▼寺島さんや大鹿さんは、年齢としては、私より5歳から10歳ぐらい歳下だが、尊敬できる記者たちだ。当然のことながら、記者の世界、年齢などは、意味を持たないと言うとことだな。