奈良の山中だが、インターネットが繋がった。びっくり。iPhoneは⭕️が消え「圏外」と出てしまうが、iPadは機嫌がいい時はどうにか健在だ。まずは京都から。
午前7時ちょっと前に新横浜についたら5分の新幹線指定席に乗れた。あとは京都まで爆睡。山科に出て、地下鉄で小野まで行き、醍醐寺近くまででかけた。5月に出版予定の『若き哲学徒の手記の真実』を書いた弘津啓三さんと最後の打ち合わせをするためだ。
弘津さんは、今年92歳になる。彼の兄の死を巡る真実を求めて全国を行脚。40有余年かけた執念のルポがこのほど完成した。短いながらも渾身の作品で、出版の相談を受けて熟考の上、弓立社で出すことにした。これまで電話とファックスでのやり取りだったので、最後の仕上げは、ご本人と直接会って話をしたかった。弱小出版社は、交通費、出張のタイミングを計算しなくては、成り立たない、何て私が言うから、凄いなぁ〜。
弘津さんは大喜びで、ずっとベッドに寝たきりだった方が、出版話が決まってからは、朝の散歩に出かけるほど元気になったと言う。本の威力の凄まじさ。是非この色紙を本に掲載して欲しいと頼まれる。快諾。ここまで来たら何でも快諾です。1時間30分ほど、細かいところまで詰めて、引き上げた。
京都に戻ると今度は、近鉄で特急と普通電車を乗り継いで奈良の天理に向かった。近い、1時間だ。駅が大きいのも驚いたが、町中『天理』の文字。当たり前か‼️
これから4日間お世話になるY中䂓矩子さん(86)が車で迎えに来てくれていた。 会うなり、「やぁやぁやぁ」と10年来の知己のような。