鹿沼便り 5月 鮎飯 930

講話を終えると午前11時半だった。蕎麦を食って帰ろうと思っていたら、益さんから「じゃ良い店があるから行きましょう」と誘われたが、あいにく休店だった。

「それなら」ということで、彼の生まれた隣の今市まで、芋🥔、豆腐田楽と鮎飯を食べに行った。「昔の田舎の家で、土地のじっちゃん、ばっちゃんがやっている店だけど、随分流行っている」と言うだけあって、見るからに懐かしい百姓家を移築したような佇まいだ。

雨降りの平日ながらそこそこ客が入っていて、「土日や連休中は、立錐の余地がない」と益さん。中には囲炉裏が切ってあり、川を見下ろせる場所に設けられた大きな長方形の囲炉裏では、田楽や芋🥔🥔、鮎が串に刺されて焼かれている。

待つことしばし。まず味噌ダレの田楽が登場、豆腐田楽、芋田楽。甘味噌とゆず味噌の味の違い、口に広がる柚子のあの風味、遠い昔に食べた記憶が舌に蘇る。これだけで結構お腹が膨れる。

そこにドジョウと雑魚と呼ばれるワカサギのような小魚の天ぷらが出て来た。『雑魚』とは、私の号であり、このブログのタイトルもこれから採っているので、「縁」を感じてどんどん食べる。少しハラワタの苦味があって🤭🤭これが抜群に美味い。日本酒に合いそうだ。鮎の塩焼きも、こうした雰囲気の中で食べると格別だ。

仕上げは鮎を米から一緒に炊き上げた「鮎飯」。生まれて初めて食べた。少し櫃まぶしに似た味わいだ。2人共、ついついお代わりしてしまう。益さんは漬物が苦手なので、全部私が食べる。嬉しい😃😆😊😂。

お腹いっぱいになったところで、帰りは下今市から。駅前に「栃木県一位 ‼︎ 日光焼きそば」のポスターが見えたので、ついつい買ってしまう。さすがにお腹いっぱいでお店では食べられないので、おみやげにした。

▲戦前の鉄道員の格好 皆よく似合っている

東武日光線『リバティーけごん』は、浅草まで1本。 娘が3歳くらいの時に東武動物公園や日光で遊んだが、そのときもこの線だった。ただ普通電車を乗り継いだような気がする。

ウトウトしているうちに、もう東京スカイツリーが見えて来た。まだまだ冷たい雨が☔️☔️☔️降っている。

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