野良猫キンちゃんのシアワセ(1216)

土曜日の今日は、寒い😵😨🥶。時折霙が降ってきて、佐川急便のおじさんが、「今日は一番の寒さですよ」と言うもんだからますます外に出るのが嫌になる。家人が朝から洋裁教室に出かけて留守だからノンビリできるところだが、「六角橋のまぐろ屋さんでお刺身と商店街の鶏肉専門店で焼き鳥を買って来ておいてね」と言い残していたので、昼過ぎに自転車で回った。ついでに別の白楽の鮪屋で、卵焼きの大一本を買う。こちらはマグロはイマイチなんだな。

<上が一昨日 下が今日の我が家>

我が家が近づいてきて驚いた。一昨日までは私の30代の頭、きょうは今の私の頭。木曜日の午前9時に50代の女性3人組の植木屋さんが来てくれて、バッサバッサ枝葉を刈り上げてくれて、スッキリした。いやスッキリしすぎたかも。私はずっと書斎だった上、正午前にN協会の後輩ディレクターから電話をもらい、20年前の事件の話をしていたら、これがなんと1時間以上。色々思いがあるから彼もついつい語ってしまうのだろう。同じ故・小島晋治先生門下なので、気心が知れているということもある。気がつけば植木レディーたちは引き上げていた。

そのとき家の周りを見て回って驚いた。もちろん猫の額ほどの庭は綺麗になっていたのだが、どこで暮らしているのか、家人との間でよく話題になっている野良猫キンちゃんの生活の一部が垣間見えたのだ。

夫婦というのは、子どもが家にいないと話題はもっぱら、作った料理の感想やそれに関連しての都内の有名店の思い出話などが中心だが、このところキンちゃんも話題の中心に。「この寒さの中、夜はどこで過ごしているんだろう」「猫は風邪をひかないのかな」などたわいもないことだ。

そう云えば、このまえ驚くことがあった。家人からは「野良猫に餌をやっちゃダメ」とくどいほど言われている。それは私が「猫まっしぐら」というCMで有名なゼリー状のキャットフードをこっそりやっているからで、見つかると猛烈に叱られる。ところが何と彼女は乾燥した固形のキャットフードを一袋買っていて、物入れの奥に隠しておいて、時々やっていることが判明。

そこで私はリサイクルショップで百円の皿を購入。これまでは地べに投げ与えていたり、発泡スチロールなどの空いたトレイに入れていた。ところが軽いため食べるたびにトレイが移動して、キンちゃんは餌を追ってグルグル回ることに。瀬戸物で少し重いものを専用にした。

ところがキンちゃんは、現金そのもの、餌を食べ終えると「もう用はないよ(わ)」とばかり瞬時にいなくなってしまう。とはいえ寒さのことはずっと心配だった。「案ずるより産むが易し」の例え通り、なんと先日修理した床暖房のヒーターの集中管理ボックスの上で寝ているではないか。スマホを取りに戻ってパチリ。キンちゃんは近づくと慌てて飛び起きていなくなった。その跡を触ってみるとスチール製のカバーはポカポカ。それも猫にちょうど好い?暖かさだ。賢いなぁ。とろ〜んとしてうたた寝しているのか、実にシアワセそのものの顔をしていた。

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