信念の人、真っ当な意見(1245)

先週、家人が会社でAちゃんことA田芳生さんに会ったと言う。「お元気でしたか?」というと「ご主人は?あっ万作(『さわ野』のこと)に行ってるみたいですね」と言ったので、「ノドグロ美味しいですから、ぜひ行ってあげてくださいと万作の宣伝しておいたから」と家人。何で知っているのだろう?『さわ野』のフェイスブックを読んだのだろうか。

今のような時代だからことそ真っ当な政治家や知識人、才能人に明確な発言を期待する。Aちゃんは私が知る政治家の中で、もっとも真っ当な政治家だ。そのことは何度もこのブログで書いてきた。やはり票にもならない、利害関係のないことにひたすら取り組んでこそ政治家だと思う。コロナ禍を機に、これを選挙に利用してやろう、儲けてやろうという魂胆が見え見えの菅総理や二階幹事長ら不誠実な政治家の実態が、この1年よく分かった。

Aちゃんが辛いのは、北朝鮮による日本人拉致問題は、なかなか成果が出ない点だが、諦めずに未来に希望を持って立ち向かっていくしかない。ヘイトスピーチ然り。本当に票にならないけれど、やはり徹底してやるからこそ政治屋でない政治家だと思う。見ている人は見ている。もう1年以上会っていないが、信念の人を心から応援している。真っ当な人が周りにいない以上、次の参議院選挙にも出て欲しい。本人がどう思っているか分からないが、70過ぎの政治家はゴロゴロいるし、新たに出馬するわけでもないのだからいいのではと勝手に思っている。やっぱり余計なお世話か。

信念の人という点では、前川喜平さんもその一人だ。私は毎週日曜日の東京新聞「本音のコラム」の前川さんの発言を、鎌田慧さん(毎週火曜日掲載)同様楽しみにしている。極めて真っ当なことを、決して「謳う」でなく「吠える」でもなく「叫ぶ」でなく、「語って」いるところが好い。前川さんのような人が、政治家でない在野から選出された文部大臣になれば日本の教育行政も大きく様変わりするのではないかと。そのためにも立憲民主党や共産党、社民党の連立政権ができること願っている。この辺が政治に幻想を持つ私の限界だと友人たちに笑われ、見くびられる所以だが。まぁ本人が受けるかどうかは別の話だし、これも余計なお世話かも。今日のコラムは、旭川医科大学学長のお粗末・低俗さと東京医科歯科大学学長の崇高さ・人徳を比較した話。今更ながら、誰もが思うこととはいえ、こうしてピシッと書くことが重要なのだと思う。

もう一人は私が熱狂的なファンの梅沢富美男さんの「生活保護がある」という菅総理に噛み付いた話。「プレバト(プレッシャーバトルの略)」をずいぶん前に偶然見てから、あの話術、間の取り方、怒りながら笑わせる藝、MCとの丁々発止のやりとり、芸人の極致の虜になった。「ねこぶだし」も買っている。「農家メシ」「漁師メシ」も「レモンサワーでごちそうさま」も見ている。もちろん『週刊現代』の「人生70年主義」は毎週1番最初に、いや「週間運気予報」の次に読むページだ。その梅沢さんが実に真っ当なことを言っているのが、この記事だ。

<梅沢富美男 菅首相「生活保護」発言に怒り爆発 「こんなにバカにされて自民党に入れるヤツはいるのかね」>という『スポーツニッポン』の記事で知った。そもそもはTOKYO MX「バラいろダンディ」という番組に出ての発言らしい。記事を読めばわかるが、27日の菅首相発言。「政府の支援が届いていない人がいるのでは」との質問に、「最終的には生活保護という仕組みもある」と切り返した本音の発言だ。これに梅沢さんが噛みついたのだ。

< 言っちゃいけないことを言っちゃったよな。国民をなんだと思っているんだ。「今度の選挙ではっきりするんじゃない。これで応援する国民なら、生活保護受ければ良いじゃない。でも、おれは変わってくると思うよ、こんあんいバカにされてまで自民党に入れるヤツいるのかね、疑問だな >

至極当然、「真っ当のトミー」だ。

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