68歳最後の深夜午前1時過ぎ、探し求めていた辛味大根を薬味にした「おろしそば」を食った。なぜここまでこだわったのか。きっかけは1月19日深夜に放送されたNHK『中部推し ザウルス!今夜も掘らナイト』という地域番組の「福井のそばの魅力再発見」特集を見たからだ。ここで紹介されていた「今庄(いまじょう)のおろしそば」が実に美味そうだった。三浦大根を使った「冷やしそば」は、このところ何度も食べているが、「おろしそば」なら辛味大根だろうという、単純な発想。
時期によっては辛味大根は八百屋でもスーパーでも見かけるのだが、たまたま今は無いだけなのだろう。だが、私が食べたいときが今なのだから仕方がない。そこまで徹するなら麺は「福井のそば」を使えば良いのだが、番組内で蕎麦評論家が言っていたように「福井のそばは、県内で消費してしまうので、県外に出ない」のだそうだ。
結局、蕎麦は北海道産、ネギは大分産、ヤマキの鰹節、めかぶ、海苔、うずら卵、そして辛味大根の「冷やしそば」にした。美味い、というかやはり辛味大根が好かった。次回はシンプルな越前風「おろしそば」にしてみよう。あーもう2月だ。