大谷翔平選手MVPで思い出したこと(1404)

大谷翔平選手がMVPを獲得。19日昼のNHKニュースは当然だがトップで伝えていた。それを見ながら改めて帰国後の日本記者クラブでの会見の中継を思い出した。あれは本当にひどい会見だった。結構優秀なスポーツ記者を何人も知っているが、彼らOBはどんな思いであの会見を見たのだろうか。

最初の質問者が長くて長くて、冒頭から話の腰を折るスタートだった。大谷選手もさすがに呆れて、「えー質問が長かったので何から答えて良いのか」と苦笑いしていたほどだ。普段そんなこと言わないなぁ。この模様が世界に流れるのかと思うと恥ずかしかった。しかし我が身を振り返ると、自分もああした冗長な質問をしたことはなかったか?気負いすぎたことはなかっか?今更振り返っても詮ないことだと分かっていても、かの質問者の後悔が察せられた。

あとは順調に推移するかにみられたが、オンラインの不具合に、この記者も真っ青になったことだろうと気の毒になった。そうそうある会見では無いので、準備不足は嘆かわしい。一番恥ずかしかったのは、稀に飲み会などで見る「拍手強要」だが、これを記者会見場でやるとは。ただ本人はいたって「良かれ」と思っているのだろうから、他人の目など気にもしないのだろう。こういう記者もいるのかと驚かされた。

その点面白かったのは、翌朝の新聞紙面やテレビのワイドショートを意識してか、ちょっと強引な質問もあったが、それなりに記者の矜持がうかがえた。「多額納税者ですが」の質問に、大谷選手は「税金で半分ちょっと持っていかれるけど、使うことがないので貯まる一方です」と笑わせながらさらりと応えたのは流石だ。質素な彼らしい反応で、ますます好感が持てた。メールの質問で「家族を持つスケジュールは?」には、「当分無いですね、もっと先かな」と答える姿を見て、これを取り上げるワイドショーや雑誌も多々あるだろうと笑った。

それにしても野球一途の大谷選手に彼女を作る暇などあるのだろうか?と思いつつも、全国のお母さんがたを納得させる女性は誰なのだろうか?なんの根拠もないのだが、なぜかオリンピック水泳の金メダリスト大橋悠依選手の顔が思い浮かんだ。

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