立ち食いそば探訪記【159】<たからんちょ 東武線大師前駅> (1582)

足立区シリーズは、2店舗を残すだけとなり、その一つ、西新井の『たからんちょ』に、今日(7月8日)午前11時前に行って来た。大師前駅前のビルの真裏、環7沿いにあった。GoogleMapが不便なのは、近すぎるとグルグル矢印が回ってばかりで、直ぐそばがわからない。門前通りの商店街に紛れ込んでしまった。

やっと見つけた店の看板を見てホッと。中に入るとすでに奥で2人組がサワーか焼酎を飲んでいる。昼前から飲むところが好きだな。注文したのは、冷やしかき揚げそばで、「かき揚げそば」450円に、冷やしの分100円追加の550円。「かき揚げ天」には、玉ねぎ🧅や人参🥕、ジャガイモ🥔などが刻み込まれていて、何だか懐かしい味だった。思わず「帰って来たぞ〜」と声をかけてやりたくなる心境。冷たい汁の味は、まろやか、麺は生麺を茹でたもので私好み。復活第一弾にはふさわしい味だった。

それにしても行く前から気になっていたのは、『たからんちょ』の店名だった。ご主人に伺うと、「私は静岡出身だけど、コレは東京の方言で『あげます』という意味なの」と。18歳で上京して、途中6年間鹿児島にいた以外は、ずっと東京、新座、横浜だったけど全く知らなかった。やはり東京人ではないのだな。

店内は全て椅子席が用意されていたが、ご主人に「立ち食いそばうどんの会の会員なので」と断りを入れると、笑いながら「どうぞ、どうぞ」と快諾。私とおばあちゃん以外の3人は、早くもポテサラなどをツマミにサワーを呑んでいた。イイなぁ〜。

せっかく来たので西新井大師にもお参りして来た。弘法大師が826年に開創した由緒正しい、古い古いお寺なのだとパンフレットに書いてあった。境内はガラガラだったが、本堂のご祈祷場には大勢が並んでいた(祈祷中は撮影禁止なので写真は無い)。コロナの前は参拝客で満員だったのだろう。門前の通りも閑散。打撃は大きいだろうとついつい思ってしまう。

全く知らなかった大師線に乗って、「鉄ちゃん」でもないのにワクワク。古刹にも立ち寄ることが出来て、いゃぁ~だから「そば活」は止められない👍😍💕

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