コンビニ弁当(1155)

世の中には数多の職業があって、おそらく私の友人、知人は棺桶に入るまで経験することがないと思われる仕事を、今積極的にやっている。とはいえこの歳なので、週2~3回。この体験や実情は、講義や講演の時にも結構使えるのでメモは欠かさない。

職場は、自宅から電車、バスを乗り継いで、ドアツードアで45分。陸の孤島、というと住んでいる人からお叱りを受けそうだが、「何でこんな不便な所に家を買うのか⁉️」と思ってしまうほど辺鄙な場所で、まだまだ周囲には梅林や野菜畑が残っている。

驚いたことに食べ物屋が全くと言っていほどない。ラーメン屋1軒とて無いのだ。開けば絶対需要がある。唯一看板が出ていた寿司屋は、仕出し屋専門なのか、「予約客しかとっていない」と断られた。流石に昼飯の予約はねぇー。しかも休憩時間が一定でないから無理な相談だ。

 

<2日目に食べた不味すぎるざる蕎麦 もったいないから完食>

で、周囲をGoogleで調べたら飲食店の代わりに唯一存在するのがコンビニであった🤭🤭。既に8回食べているが、麺類はアウト。後は弁当。正午もあれば午後1時からの時もある休憩で、選択肢がないままコンビニに行く。弁当だけだとチョット物足りないので、イカフライやアジフライ、アメリカンドッグを買い足す。ここしかないと思えば腹も立たず。すっかりコンビニ弁当族になってしまった。デザートはアイスクリームかシャーベット。もちろんガッキーの十六茶も。

<エビチリ好きなので美味しくいただいた>

続々客が来るのも、競合店がゼロだからで、「イート イン」と書かれた正面左側のおよそ6畳ほどのコーナーには、いつも客が何組かで弁当やカップラーメンを食べているのだが、ここの難敵は室内温度が暑いところだ😵🥵💦。おそらく涼しくしていると弁当を食べた後でも寛いで、長居されるのを嫌ってなのでは・・・とついつい穿った見方をしてしまうほど暑い。

<ロースかつ丼+アジフライ>

そんな毎日、といっても週3日だが、9日目にしてコンビニの近くに喫茶店があることに気づいた。コーヒーとカキ氷の旗🚩が下がっている他は、何の変哲もない店なので、ついつい通り過ぎてしまっていたり、火曜日が定休日だったりして縁が無かった。

<食べ終わって写真撮影を思い出してパチリ 重慶飯店の麻婆炒飯 結構いける>

一昨日初めて入るとコーヒーとカキ氷以外にも食事が出来るメニューがいっぱい。注文したのはオムライス。最初の日に買ったコンビニ弁当が同じくオムライスだったから食べ比べて見ようと。そりゃ比較しては失礼だった。断然こちらの方が美味い😋😋😋。

<最初の日に休憩室で食べたオムライス弁当>

<オムライス+コーヒーセット 900円でコンビニ弁当のトータル額より安い>

労働者の愉しみは食事である。仕事場は涼しいけれど、休憩時間も同じ一角の、それもタコ部屋より狭い、窓のない2畳の休憩室で過ごすことを考えると精神衛生上すこぶる好いに決まっている。

<今季初のカキ氷(ミルク金時)も美味かった やっと昼休みらしくなった>

唐の詩人李商隠が、「却つて話さん巴山 夜雨の時のことを」と謳った『夜雨北に寄す』ではないが、この経験は、いつの日か語れるように書き残しておきたい。

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