六会『豪快』でらーめん&つけ麺を食す(1195)

昨日(10月30日)は、旧トキワ荘近くの『松葉』を訪れたが、38年前池袋警察署に記者クラブがあった5方面を担当していた頃、記者仲間が好きでちょくちょく通っていたのが、今や伝説となった山岸一雄さんの『大勝軒』。つけ麺というのを生まれて初めて食べたのがそこだった。「ラーメン史」に詳しい訳ではないので、山岸さんが引退した経緯は知らないが、そこの”一番弟子”と言われた人がやっている店が、小田急江ノ島線の『六会日大前駅』から徒歩5〜6分の所にある『豪快』である。

ラーメンは好きだが、熱狂的と言うほどでもない私は、わざわざは行かないが、たまたま当地で講演会があるので、訪れるのを楽しみにしていた。朝はコーヒーに、食パン1切れと栗蒸し羊羹を一切れ食べただけで、心もお腹も準備万端、並ぶことを覚悟して1時間も早めに出かけた。『六会』と書いて「むつあい」と読むことも今回初めて知ったし、なぜN大なのか⁉️それはN本大学生物資源科学部のキャンパスがあるからで、この江ノ島線を逆から利用するのは初めて。しかも乗るのは記憶にないほど遠い昔の話だ。

東横線ー東海道線ー小田急線と乗り継ぐと外の景色は秋一色、ところどころ柿の実のオレンジ色が緑の雑木の中て浮き上がって見える。紅や黄に色づいた草木が風にたなびいている。天気が好いので外出が愉しい。行楽シーズンということもあって東海道線は密、密、蜜状態。江ノ島線に乗ると3つ目の駅だ。

駅の東口を出て、1番右側の大きな通りをぐんぐん東に進むと、右に『ヨークフード』がどーん建っていて、その先の交差点を右折すると、人集りがしている。あっ🤭🤭🤭ここだ。すでに12人が並んでいる。時刻は12時25分。すぐに私の後ろに6人が列を連ねる。店の女性が注文を聞きに来る。食べて帰るのは皆カップルで、1人客はいないため回転は良い。30分以上立っていると前のご夫人と話が弾む。私と同年代の様で、「週3日働いて、後はこうして食べ歩きが趣味なんですよ」といい、「主人が運転するので、結構遠出できるからここも渋滞しながら戸塚から来たんですよ」と話好きだ。「いつ来ても行列ですよ。午後3時までしかやっていませんから」と事情通だ。

午後1時を過ぎたところで一気に席が空き、前のご夫婦と一緒に入れた。中は右奥から手前に小さいテーブルが2席、入り口すぐ右に4人席、左側は6人座れるカウンターになっていて14人でいっぱいだ。私は1番奥のカウンター席で、「ミニらーめん」と「ミニつけ麺」を注文する。次にいつ来るか分からないので、一気に食べておこうという浅ましい魂胆だ。厨房は白い料理着のご主人が麺を作り、息子の様な若者がそれを手伝い、奥さんと思しき女性(いずれも私の想像)が、注文を聞いたり運んだりしている。

15分ほど待つと「ミニラーメン」が運ばれてきた。煮干しが主張する独特の風味。チャーシューが1枚、メンマ、茹で卵半分。量はちょうどいい。食べ終わった頃を見計らって「ミニつけ麺」が出てくる。こういうことを言うと不遜だが、私はいまだにつけ麺とラーメンの何が違うのか、よく分からない。確かに微妙に違うといえば違うのだが、具の入ったツユに、麺をつける。今日も考えてしまった。それは私が”麵食いの達人”でないからなのか⁉️旨けりゃどっちでも良いというのが、私の心情だ。ミニつけ麺にはチャーシューが2枚入っているところが違うだけ。ただチャーシューの1枚は噛み切るのに時間がかかるほど硬かったので、流石に半分残した。

食べ終わると午後1時30分を少し回ったところ。外には新たな客が行列を作っていた。講演会は午後1時35分からなのでギリギリだが、この手の集まりは大体10分〜15分は遅れてスタートするから間に合うだろう。ひたすら北北東に針路をとる。

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