山中竹春さん当選(1371)

住民でなくても関心が高かった横浜市長選挙は、立憲民主党や共産党、社民党が推す山中竹春さんが当選した。NHKの大河ドラマ「青天を衝け」に切り替わった途端、北大路欣也さんの徳川家康の顔に、速報テロップが流れた。友人で選挙アナリストのH木雅己さんからの情報で、一週間前くらいから「山中当確」との情報。それを裏付ける情勢分析や世論調査、出口調査のデータから予測されるとはいえ、小此木陣営、林陣営の策謀ではと俄には信じられなかった。しかしこれまでの彼の情報はよく当たるので、毎日届くメールでだんだん確信するようになっていた。

私は、日曜日が介護の仕事の予定だったので(その後急遽松井さんの告別式と重なったので親切なリーダーに相談して、交代してもらった)17日に大倉山にある港北区役所まで自転車に乗って期日前投票に出かけた。入口の歩道では共産党の高齢の男女が「カジノ反対緊急なコロナ対策を」と炎天下にもかかわらず、声をからして訴えていた。共産党の地道な活動は妙蓮寺駅前でもよく目にした。大したもんだ。

当然のことながら私には他に選択肢はなく、全く知らない、当たり前か、「山中竹春」と書いて出てきた。そこへ神奈川新聞の腕章をした綺麗なお嬢さんから声をかけられた。「出口調査ですけど・・・」と聞くや、すぐにiPadを受けとってアンケートに答えた。出口調査はこれで3回の経験だが、段々各社も力を入れるようになった。以前は直接訊かれて応える方式だったので嫌がる人もいたらしいが、今は誰にも聞かれず、見られず答えられるから反応が良さそうだ。その分精度も高くなる。

山中さんの当選が確実だと思ったのは、私が期日前に、家人が骨折している足を引きずって朝一番に、娘は面接があって大手町まで出かけたのに帰ってきて投票したことだ。ゼミ仲間との打ち合わせがあるということで、投票を済ますと、とって返して高田馬場へ。つまり投票するためにわざわざ戻って来たと家人に聞いて、いまどきの若者がそんな面倒なことをしただけで、結果の予測がついた。

余談だが投票用紙が届いた時、我が家では「大山正治って書いたら無効だからね」というジョークが受けていた。大山さんは港北区選出の市議会議員で、もちろん市長選挙には出ていない。こんなジョークが出るのは、我が家はずっと彼に投票しているからだ。娘も18歳になってからは、自然と大山さんだ(と思う)。誠実な人柄、フットワークの良さ、誰からも親しまれる性格、選挙区内での信望も厚い。だから選挙と言えば、我が家は「大山正治」さんなので、このジョークは内輪の話。

私は立憲民主党に社民党が合流して、共産党と共闘するのが一番スッキリすると思っている。無理に原発賛成の国民民主党と組むことには抵抗がある。今回のスタイルは理想的だった。

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