天理滝本からの報告Ⅲ   稲刈り   669

昨日までぐずついていた天気もカラリと晴れ渡り、稲刈り日和だ。午前9時。䂓矩子さんを筆頭に、3女のひつるさん、2女のめくみさん夫妻、長男親子3人、これに俊ちゃんが加わる。もちろん私は戦力外だ。


▼バインダーを使えるのは長男の崇史さんだけなので、䂓矩子さんもいつものように、ガミガミ言わない。いや少し言い始めると、周囲が「今日は我慢!我慢!」となだめるのが可笑しい。 
▼ところが毎年使い放しなのか、ガソリン、オイル満タンで、アクセルをふかしてもウンともスンとも言わない。20分、30分と時間ばかりが過ぎて行く。結局ヤンマーに電話して来てもらうと、機械が錆び付いているのが原因と判明した。この時期、こうしたトラブルが多いらしく、業者も待機しているらしい。


▼あとは、バインダー任せかと思いきや田圃の隅々はバインダーが使えないので、手で刈りる昔ながらの稲刈りだ。俊ちゃんも一宿一飯の恩義からセッセと働く。だが都会育ちのデリケートな肌をしているため、両腕が稲でかぶれてしまった。午後1時過ぎに2枚の田圃を終わらせ、ひとまず昼ご飯となった。



▼秋の恵みは田圃だけでなく、畑でもキュウイが今年も豊作で、「たわわに実る」という表現が実感できた。大きな胡桃の木は、幹を揺らすとバラバラ果実が落ちて来る。拾うと、すぐにカゴいっぱいになった。これは栗🌰🌰🌰と一緒に宅急便で送ってもらうことにした。

▼私は食い逃げのように、午後2時40分の近鉄特急で京都に出て、頼まれた蓬莱屋「551」の豚まん、チマキ、海老シュウマイ、肉団子を土産に買って帰る。



▼少ししか働きはしなかったけど、炎天下にずっと立っているだけでもダラダラ汗が流れ出て、爽快な気分になった。

スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク