天理滝本からの報告  Ⅲ   鰻の三島屋   668

急に旧友・宇都宮の訃報が届いたので、後先が逆になった。天理滝本からの報告Ⅲ の続きだ。

▼何でまた4度目の天理滝本かと言えば、そうなんよ、稲刈。4月に苗代を作り、6月に田植えをし、8月に稲の発育を見ながらお盆を過ごし、秋の刈り入れと相成った次第だ。7日土曜日は連休初日の為、3日前に指定席を取っておいたおかげで座って行けた。自由席だつたら、満席で新横浜からは、とても座れないから、脊柱管狭窄症の私はぶっ倒れていたか、まぁ日和ってグリーン車で行っていたと思う。

▼12時前に天理駅に到着、新横浜から3時間で着く。お昼時だったので、無理とは思いつつダメ元で、鰻の三島屋にY中䂓矩子さんと三女のM川ちひるさんとで出かけた。駐車場は満杯だったが、運良く2台出てセーフ、この調子で15分待ちぐらいで関西のうなぎの銘店の鰻定食を食することができた。これで6月以来2度目だが、8月は満席で断念した。それにしても来るたびに駐車場の車のナンバーを見て驚く。なんば、神戸、岡山はザラ、遠く湘南からも珍しくない。鰻は関東と違って、蒸していない。大分や四国と同様の焼き方で、噛み応えがある。鰻定食でも、頼めば鰻丼にしてくれる。それにしても歳をとったと感じるのは、「ご飯少なく」と頼んでも、食べきれなくなったことだ。かつて虎ノ門の「鐵五郎」で鰻ダブル丼をペロリと食べていた私がだ。

▼この直後、件の俊ちゃんから電話があった経緯は、前回紹介した。この日は、午後7時前に俊ちゃんが来るまで昼寝をしては本を読んで、まるで我が家同然のように過ごした。天理教札幌教会の会長さんに送られてやって来た俊ちゃんと、䂓矩子さん、ちひるさんの4人で囲んだ食卓は、カニクリームコロッケ以外はすべて畑で採れた自前の野菜と米と味噌汁だ。


▼俊ちゃんは一杯やりながら、我々の馴れ初めから、日本一周の話をする。䂓矩子さんの昔話は何度聞いても興味深く、愉しい一夜を過ごした。

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