ありがたや近場の書店 1006

初夏を迎えて一日に入る風呂の回数は、日毎多くなる。今では、日に4〜5回を数える。30代の頃、暮らしていた彼女と起床後、食前食後、就寝前と回数を重ねていたことを思い出す。あの頃ボクも彼女も若かった。「白金の女も老いぬ風鈴(すず)の音(おと)」(雑魚•ざつぎよ)

今日だけでもう4回だ。というのもエアコンを入れると、流石に風鈴の音(ね)🎐🎐🎐が書斎の中まで届かないからだ。原稿用紙ではないので、昔のように万年筆のインクが汗💦💦💦で滲むことはない。が十六茶をよく飲む。もう軽く10杯以上だ。それでも風を受けながら本を読むのは、心地よい。こんな事が、自由に出来るのも定年になったお陰だ。いや現役時代もやっていたか。

午前中買い物に行ったついでに近くの『石堂書店』に寄って、定期購読の『小説すばる』と『週末大人の時間』を受け取った。その時、レジの正面の平積みの場所に大きく件のM日新聞の「人生は夕方からが楽しみ」の記事と拙著が並べてあるではないか。

「いゃ恐縮ですね❣️」と素直に感謝する。このブログにも何度も登場する近所にある『石堂書店』は、親子でやっている昔ながらの本屋さんだ。私は古本と学術書以外は、緊急を要さない限り、全てここで注文して買っている。それは、今小さな書店がどんどん潰れているからで、私が妙蓮寺に住み始めた20年ほど前は、石堂書店を含めて新刊書屋さんが2軒と古本屋さんが1軒あったが、今は、ここだけだ。ありがたきかな、近場の書店。

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