今季初鱧を美女と食す ① 1017

「一平さん、鱧の季節になったわよ」と赤坂『とど』の恵子姐さんから先週電話が入った。「おぉそれなら」と私の今一番若いガールフレンドに連絡したら「いく、いく❣️」というので、彼女の都合のいい今日(4日)となった。

途中赤坂見附駅の永田町出口から地上に出たら、目の前で何人かがたむろしてタバコを吸って🚬🚬いる。青空の下でこれだけ堂々と❓吸える場所は珍しい。この店で初めて「ゲバラのタバコ」を発見🚬🚬何だか古い友人にバッタリ会った感じで嬉しくなって1箱買った。禁煙ファシズムと闘うチェ•ゲバラか。

『とど』は、前回M山富ちゃんと邂逅して一緒にワイン🍷🍷を飲んで以来かも。ほぼ1ヶ月ぶりか。鱧は、大分から空輸されて来るらしく、台風の影響で昨日は飛行機✈️✈️が飛ばず、今日は遅れながらもやっと着いたと言う。到着が遅れた分、料理も押したため、その間カツオの叩きやさつま揚げ、梅干し、姐さん自家製のラッキョウをツマミながら鱧を待つ。

突然、彼女から「父の日のプレゼント🎁」と、出身地の「津軽ビびいどろ」のグラスをプレゼントされた。早速そのグラスでビールを飲む。美味い❣️ 続いていつもの「北雪」、さらに初めて知った大分『八鹿酒造』の「すず」という焼酎を水割りで味わう。このグラスだと酒もさらにすすむなぁ〜。

恵子姐さんを交えて鱧談義で盛り上がる。実は鱧は、獰猛な歯を持っている上、骨が多く、鱧料理にまつわる話も多い。「主婦泣かせなのよね」と、日本橋蛎殻町米屋の生まれ育ちの母が、慣れない料理に嘆いたくらいだから、”半端ない海の幸”なのだ。

小学生のころ、この手で鱧を獲ったことが何度かある。それは孟宗竹の節をくりぬいて作った竹筒、故郷杵築ではポンポコと呼んでいた。これを何十本も縄で数珠繋ぎにして川に流す。

一晩経った明け方、待ちかねたように子どもたちは、腰に米袋をぶら下げて川に入る。そして次々と前日流したポンポコを掬い上げ、逆さにして米袋に入れていく。

中には狙いの鰻やエビ🦐🦐小魚が入っていたりするのだが、まれに鱧が獲れたりもする。これは獲物としては嬉しいようで😃😆😊、先の理由から余り嬉しくもないのだが、捨てるにはもったいない。そこで慣れない調理をしていたお袋は、包丁を持つ利き腕を噛まれて、その後2ヶ月ほど家事をするのに苦労していたのを覚えている。

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