昨夜の酒が残っていて朝飯は全く食べられなかった。それでも前から予定していた取材があり、午前中、湯島まで出かけた。家を出るときは、どんよりした曇り空。天気予報では雨も☔️☔️降るというので折り畳み傘もバックに入れて、かなり余裕を持って出かけた。が、妙蓮寺駅でスイカの入った携帯電話を忘れていることに気づいて、急いで取りに帰った。老人力をますます発揮してるなあ。
取材が終わったら午前11時15分だったので、千代田線湯島駅まで戻るときに、串焼きの『三代目 なばや』で、「とり重」を食べることにした。先日見た『サラメシ』で紹介されていた藤沢周平さんの「とり重」に惹かれたからだ。
取材相手の女性と店の前に腰を下ろして開店を待っていると、高齢の女将さんから「今日は荷が遅れていて、開店は12時10分頃になりそう」と言われてがっくり。
表通りに出て、地下鉄に向かおうとすると、誰かに呼び止められていような、背中に視線を感じる。ありゃ❓『川中島』の提灯が呼んでいるのか。どうやらこの店も「焼きとり重」の店らしい。なかなか趣のある店なので店内へ。入った途端、炭火が赤々と燃え上がっていて、こりゃ美味いかも😋😋😋との予感が・・・。
私は「やき鳥重」、彼女は「親子丼」。取材の続きの話をしているとすぐに出てきた。黒づくめの作務衣風の作業着❓を着た高齢のオヤジさんが運んでくれる。焼きは息子さんなのか、お弟子さんか❓
「うめーうめーうめー😋😋😋」2人して顔を見合わせながらワシワシ食べる。こりゃ大正解だ。夜にも来てみたい。『三代目なばや』にも是非。『中華シブヤ』もまだだし、愉しみはいっぱいだ。
新御茶ノ水駅で降りて、2人で神田明神にお参りに行く。入り口の『天野屋』で、私は「甘酒かき氷」、彼女は「冷やし甘酒」「餡かけ白玉団子」といずれも美味そう。ついつい彼女の「冷やし甘酒」を飲ませてもらった。『天野屋』には、冬場に何度も来たことがあるが夏は初めてで、かき氷の甘酒はどこの店でも見たことはもちろん食べたこともなかった。これはこれで結構夏には合うね。
取材相手が才媛なので、せっかくだからと、『湯島聖堂』&『昌平黌』跡に立ち寄って緑陰を愉しんだ。こういう所に来ると「漢学」を学びたくなるから不思議だ。彼女は、この春4年いたイギリスから帰国したばかりだが、秋からフランス語を学ぶという。50を過ぎてからの知識欲は大いに触発される。
明大下で彼女と別れて、神保町駅から都営三田線で帰ったが、日吉で乗り換え妙蓮寺で降りたときは、爆睡から目が覚めたばかりで、慌てて飛び降りた。これが失敗のもとだった。サングラス🕶を座席に忘れてしまった。朝の携帯電話といい、このところ忘れ物が多いのも、老人力のせいか。本当に悲しくなるほど物忘れが激しい。辛いわぁ(>_<) でもくじけちゃいかん。これこそ老人力を大いに発揮していると悟るべし。