付録好き / 575

    昨日(5月10日)は、夏を思わせる好い天気で気温も高いが、湿度が少なくて爽快な一日だった。自転車でプールに行くとき、ふと気がついた。何と私は3月25日を最後に、この1月半収入が全く無い日々だ。「おいおい、どないするんや・・・」と初めて自覚した。「おまっちゃんは、出版社があるやン」と言われそうだが、私は弓立社から一度も自分の給料はもらったことがない。つまり趣味の出版社というと他の出版社から叱られそうだが、儲けを基本的に考えていない。自分が出したい本を出す。赤字覚悟で出す。儲けが出ればそれを次の本を出す資金にしている。それが出来るのは、競輪、競馬、競艇にゴルフ、パチンコ、いまは麻雀もやらないからで、そこにつぎ込んだと思えば安いもんだという発想だ。

     外箱がいつも段ボール製  子供の頃と同じで好い

    それにしても本はどうしたら売れるのだろうか。誰も知らない。私が毎月定期購読している雑誌の一つに「MonoMax」という商品案内専門誌がある。定価920円は、「文藝春秋」より40円高い。なぜ買ってしまうのか。雑誌好きは小学生、いや幼稚園児の頃からで、特にマンガ雑誌の虜だった。「幼年クラブ」「痛快ブック」「漫画王」「少年王」「少年」「少年クラブ」「少年画報」を愛読してきた。なぜあんなにマンガが好きだったのだろう。その理由は付録にある。4大付録、6大付録など各雑誌が競い合い、正月号は10大付録、13大付録など付録の数が増えていった。どなん物があったのか。日光写真やわら半紙で出来た飛行機や船の模型キットなどで、完成させたからといって使えるほどではなく、ただ付録を眺めて喜ぶ程度だった。

 ところが件の「MonoMax」は、付録で有名な宝島社が版元なだけあって、子どもの頃のちゃちな内容では無い。まぁこの値段で、これだけの付録をつけるのは、「がんばってるな」と思わせる物が3月に1回はある。いまでも愛用しているのは、「BEAMS」製の防水トートバッグだ、これはプールに行くときに使っている。大きなポケットが外側に2つ付いているので携帯や財布を入れて自転車の荷台に載せるとぴったり。大いに気に入っている。色も外が紺で中がオレンジ色、グレーの縁取りがあるというのもおしゃれだ。今月はA3の書類が入るトートバッグで、恐らく読者からトートバッグは評判が良いのだろう。私はこれをOケーストアに買い物に行くのに使っている。これだけ大きいと結構入るのだ。付録好き。「三つ子の魂百までも」とはよく言ったもんだ。

スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク