台風10号で思い出す人々(1158)

一昨日から台風10号の動きが気になってしょうがない。9号の時もそうだったが、やはり沖縄、九州各地域ともなると足繁く通った地域が多いだけに、人ごとではいられない。はや1年以上も前になるが、参議院選挙で沖縄本島や宮古島、石垣島を遊説して回ったから八重山諸島の地図が出るたびに「あーあ」とため息が出る。

<右からN間昌一さん、T城哲郎さん 哲郎さんの市政報告会で>

本島の北の端から那覇市内までお付き合いいただいた元金武町議のN間昌信さんと元石川市議のI 川善一さん、糸満市議のT城哲郎さんと回った本島最南端の喜屋武、宮古市のO平一夫元県議とは市内各地、池間島、伊良部島、さらに石垣島や竹富島ではI 垣涼子さんご夫妻たち・・・の顔や家並みが思い出される。

<右から二人がO平ご夫妻 自宅でミニ集会を開いてくださった>

<石垣島のI垣さんご夫妻 島内全域から竹富島までお付き合いくださった>

10号では、宮崎県の椎葉村が崖崩れで大変な被害が出ている。ここも私のわがままで、日向市議のT井寿一さんと一緒に回った地域だ。地元の人から「国政選挙で候補者が来るのは、地元のE 藤拓さんぐらいなもんじゃろう」と言われたほどで、酔狂な候補者と思われたかもしれない。これは石垣島でも同様だった。とにかく遠かった。しかし私は、こんなことを書くと叱られるだろうが、5月末の時点で「あかんな、この選挙」と自覚ができていたので、この機会に生涯1度でいいから行ってみたかったところに行こうと、小学生の社会科で習った「椎葉村」を目指した。

「これ以上先は、人家がない」と地元の人に言われるまで、ギリギリのところに行き、郵便局の前で演説もした。もうすっかりくたびれた表情で、今思えばよくぞ体力があったもんだ。ここから1票出ているのは、「わざわざ東京から来たん?そりゃ投票せなぁなぁ」と言って縁側で記念撮影したおばあさんではないかと勝手に思っている。1✖️0=永遠にゼロだけど、1✖️1=1であっても無ではない。どれほど嬉しかったことか。

<日向市議のT井寿一さんと 遠路遥々よく付き合ってくれた>

山や崖下にへばりつく様に住宅地が並ぶ椎葉村のメインストリートの風景が思い出され、胸が痛くなる。皆さんのご無事をお祈りするばかりだ。

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