三ヶ日みかん(1236)

1月23日、雨の土曜日。みかん🍊🍊の買い置きが無くなり、傘をさして近所の八百屋へ。好きなもののためなら寒さも厭わず。出身はご存知の通り大分県、みかんの産地杵築市。小学生の頃には、すでに豊後水道の向かいの愛媛県から大勢の農家が、我が町の周辺の山々に移植してみかん園を開いていた。あの頃の杵築ミカンは、本当に酸っぱかった。中学生になって同級生に誘われて自転車でも随分遠い三光坊(みこうぼう=私は、「みこぼ」と呼んでいたけど)までミカンを採りに行ったことがあるが、その頃でもまだ酸っぱかった。

1983年の冬、西武池袋線清瀬駅の前で、路上にみかん箱を積み上げて売っていたオヤジの掛け声が忘れられない。たまたま上京してきた父がいる目の前で「甘いよ、甘い、日出(ひので)みかんだよ。酸っぱい杵築みかんじゃないよ、日出(ひので)ミカンだよ」を繰り返した。もちろん父が杵築から来ているなど店主は知る由もない。日出は、「ひじ」と読む隣町だが、これには杵築好きの父 (城下町を残す「愛郷会」なんて橘孝三郎みたいな会を作って活動していた)には衝撃だったようで、何年経ってもあの日のことを忘れず「杵築みかんも甘くなったよなぁ〜」が口癖だった。

横浜で杵築みかんを見かけることはないが、同級生たちが杵築のデコポンを送ってくれる。これはお世辞抜きで抜群に甘くて美味い😋😋😋。で、みかん🍊🍊🍊の話に戻ると、毎日食べているのは、静岡の『三ヶ日みかん🍊』だ。八百屋の果物コーナーに並ぶ和歌山の有田も愛媛の宇和島も熊本も美味いみかん😋😋だが、毎年12月ごろから三ヶ日が出始めたら、以後はひたすら三ヶ日。3月ごろに『三ヶ日青島みかん』が出まわらくなるまで食べ続ける。

味や旨さは個人の好みだから嗜好を他人に押し付ける悪い趣味は無いが、この濃厚な甘味は食べ比べればまず間違いなく分かる。やはり雨の中を買いに行っただけあって美味いわ~😋😋😋。

スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク