ブログに書いてあるとおり私の1週間は、週に1〜2回外出する程度になってしまった。具体的には日曜日の介護の授業を受けに行くのと大学院の講義のうち週1回水曜日の対面授業、こちらは教える方。とにかく高齢者のうえに糖尿病と高血圧が持病の私は、「不要不急」の外出を避けることだと肝にめいじている。そうは言っても生活していれば、現役ではないとはいえ「必要火急」(なんて言葉はあるんかいな?)なことは、ままある。
今日12日は、そのままある日だった。昨日成人式だった末娘が、式典に行かなかった代わりに、新宿荒木町『さわ野』で、親子3人のささやかな食事会をした。娘は中野の寮から、家人は出勤日だったので紀尾井町から、私はオンライン授業だったので妙蓮寺から。行きはガラガラの特急。
『さわ野』は、我々以外はカウンターに客が1人だったので広々。正月は「開運」の薦被りが開けられているので、2人が来るまで「カラスミ」「たまりらっきょう」をツマミに早速1杯。午後7時迄しか酒類の提供ができないという”シバリ”があるので、万作さんに迷惑をかけないためにも、こちらから率先してサッサと飲み始める。まもなく家人が来たのでビールにチェンジ。3人揃ったところで、私はいつもの「北雪」純米酒を飲み続ける。
今日は娘の希望で、先月同様「ノドグロのしゃぶしゃぶコース」。ツマミのからすみから絶品だった。先月暮れ、40年以上の付き合いがある鹿児島『柿の実』のS元ひろ子さんが、Facebookに自家製「カラスミ」の映像をアップしているのを見て、「美味そうやなぁ〜 食べたーい」とコメントしたばかり。見栄えは鹿児島の方が綺麗だったが、こちらの味は抜群だった。ブリ、マグロ、イワシの刺身も超新鮮。特にイワシは美味すぎて、3人揃って「お代わり」と別注でドーンと一皿追加してもらったくらいだ。3人で争うように食べたので写真を撮るのを忘れた。
『さわ野』の凄いのは、メインにいく前に出てくる料理、出てくる料理がハンパなく「美味い」の領域を超えているところだ。「超絶美味」と表現すればいいのだろうか。今夜もその通りで、こんなこと書くと叱られるが、イワシを10本刺身にして生姜醤油で堪能すれば、私はそれで十分満足できる。「イワシづくし」というコースもありかな。
ノドグロは前回同様、ポン酢+紅葉おろし+浅葱で、まず刺身として食べる。ついつい美味いので皿の半分ほど食べたところで、万作さんが「しゃぶしゃぶ用に取っておかないと、ノドグロから出る旨味がなくなりますよ」と注意を喚起。「あぁそうだ」としゃぶしゃぶに移る。野菜もたっぷり。雑炊もまんぞくまんぞく。やはり『さわ野』は期待を裏切らない。
時計を見ると午後7時25分。まずは重畳。四谷駅から南北線で帰ったが、武蔵小杉まで2人とも座れて爆睡。ところが乗り換えた東横線は菊名まで超満員。やはり前回とは大きく違うんだな。これじゃコロナ患者も増えるわ。