週刊文春と週刊現代(1255)

他人の恋愛に口を挟む気は毛頭ないが、ついつい今見ているNetflixの韓流ドラマ『結婚作詞 離婚作曲』の第5〜6話あたりと民放の女子アナ、その旦那さん、その彼女を巡るやりとりとが、似ているような似ていない様な・・・。ドラマを見ながら名前すら知らなかった女子アナ、以前文春のS谷学局長が出演したときに初めて見たが、その彼女を思い出す。

ドラマの方は、パン・ソンフンが弁護士役、その妻がラジオのDJという設定で、ソンフンの彼女に子供ができたという筋書きだが、「DJの彼女にはなんの落ち度もないのに」というのが共通点だ。離れた心は戻らない、覆水盆に返らず、この老人の体験からも間違いない。

<『結婚作詞 離婚作曲』(朝鮮放送)のホームページから>

こんなことを書くのは、今日(2月10日)発売の週刊文春に、また女子アナの旦那さん絡みの記事が出ていたからだ。テレビに出演している人は、本人も家族も大変だと思う。かつてあった『噂の真相』に毎月のようにちょこまか、ありもしないことを書かれるので故・岡留さんに抗議したら、「テレビに出る人間はみんな公人だから」と暖簾に腕押しだった。

それにしても、はっきり路線の違いを見るのは、文春砲の異名をとる特ダネ勝負の週刊文春に対して、老人啓蒙路線を貫く週刊現代。先週の「文春」の裏表紙を見て驚いた。最初は週刊現代かと本当に思っていた。「シュッシュデント」という花王の入れ歯洗浄剤の広告がどーんと出ていたからだ。しかも浅丘ルリ子さんらしい女性が手にしている。右端上の「週刊文春3104」の文字を見て、えっ😨😨😨。週刊文春にも高齢者を意識した特集が出るようになって久しいから不思議ではないのだが、さすがに驚いた。

それで言えば、リベラルな週刊現代では考えにくい企画だが、文春では違和感がない「日本を護る女たち」の連載。「お~」このご時世、確かに賢明な部数確保戦略といえよう。自衛官、予備自衛官など防衛関係者はコアで30万人、家族や防衛省出入りの業者はその何倍もいる。彼らの10%でも買えば、部数は一時的に伸びるだろう。文春は保守を基盤とする雑誌だから、別にこの特集がおかしいわけでもないし、かつて『諸君』という右派系の月刊誌も出していた。

『四谷・万作』によく来ていた友人の自衛官が「どうしてあんな素晴らしい雑誌が、本屋に行っても置いてないんですかね⁉️」と文春の編集者に嘆いていたぐらいだから、熱い思いで購読する隊員たちは多いかもしれない。かたや『週刊現代』は、「老人のテキスト」にシフトし、高齢読者の獲得に邁進している。「この世を去る前にあなたがやっておくこと」特集は、タイトルが変わるだけで、しょっちゅうやっているよいうな気がするのは私だけか。それでも読むところが老人なんだな俺も。

河野太郎の虚像やファシスト、スターリニスト的性癖を暴く「情緒不安定、河野太郎という男」は、大いに読ませた。反原発をいいながら大臣の椅子に目が眩み沈黙。恫喝、フェイク、聞く耳なしはミニトランプだと常々思ってきたから、まさに「週刊現代、ここにあり‼️」面目躍如の記事だった。

10日は、打ち合わせで日吉に行ったかえりに菊名で降りて、また『能登屋』(菊名の『東急ストア』に入っている)で天ぷら(北部九州はさつま揚げのことをこう呼ぶ)を買う。帰ると、うどん、辛味大根、ネギいっぱいに、これを乗せて「まる天うどん」。イチゴもおいしくなった。菊名から歩いたから10473歩。

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