忍び寄る老い(1251 )

家人は「韋駄天お政」と異名を取るくらい、といっても我が家だけだけど、とにかく足が速い。そのうえ健康で、この20年風邪ひとつ引かず。ところが今年に入ってから、先月半ば「お腹が痛い」と云って1日中寝込んでいたが、それでも翌日にはケロリとして会社に行っていた。

そして昨日(2月6日)の朝。またまた「頭痛がする」「お腹が痛い」と言って熱を測りに降りてきたら37度2分。「うーむ、コロナのようでコロナじゃないのか???」と私も考え込んでしまった。そこで私の特効薬「ブルフェン」と「メイアクト」を飲ませる。その後は再び2階で寝たきり。午後1時過ぎに降りてきて、再度熱を測ると36度6分と平熱に戻り、やれやれ。とはいえゆっくり寝たほうがいいと「いちごミルク」を飲んで再び自室へ。本人は認めたがらないだろうが60歳をすぎたら、老いは確実に進んでいるのだ。

私は午前中に読み終わった「エイジズム」を返しに、港北図書館までウォーキング。天気がいいし、暖かい日が続くので歩くと気持ちがいい。家から20分ほど歩くと東横線沿いにベンチが置いてある。これもブログで何度も紹介したと思うが、一休みにはちょうどいい。選挙に出た時のスローガンに、「日本中にベンチを!」という公約を入れたら、NHK記者だった後輩から「そんな区議会議員がいうようなこと公約にしないでくださいよ」と笑われた。だが果たして地方議員でこんな公約を掲げた人はいるのだろうか。「老いると分かるのだが、若い彼には無理だな」とその時思った。

菊名までくるといつも行列のできているパン屋が珍しく並んでいない。おー帰りにしようかと迷ったが、この手のことでは先伸ばしして良かった経験がないので、初めて買う。なかなか看板が五月蠅いというか仰々しいのだが、それだけに騙されたと思って買ってみる。実は先々週の『ザワつく金曜日』で栃木と鎌倉の抜群に美味いパン特集をやっていたのを思い出したからだ。とにかく私はテレビのCMや通販ショッピングに弱い。ほとんど考えずに買ってしまう。台所にフライパンや鍋の多いこと多いこと。

パンの袋をぶら下げて、サミットに寄って「100円ショップ」を覗いたら廃業していた。あちゃー😣😣。ここにもコロナ被害か。図書館は土曜日の午後にしては空いていて、返却と同時に『「幸福な老い」と世代間関係』(原田謙 著・勁草書房)を借りる。帰りにかつて行列ができていたメロンパン屋さんの前を通る。そうか新旧交代なのか、流行り廃りなのか、娘が家にいたら買うところだが、そのままスルー。

再びベンチで一休みして、パンの袋を持っていえるので迷ったが『OKストアー』に寄る。S藤洋子ちゃんに「最近見ないじゃない」と声をかけられる。ここでは何人も仲良しがいて、顔を見ると「あら珍しい」とか「元気にしてた?」と声をかけてくれる。とにかく超安くて、親切で、老人に優しい店なのだ。タバスコとマーマレード、重いのでビール2本とウイスキーを買う。亀山万年堂の前を通ったので、どら焼きも。これは先週、『テレビ東京』の WBSで「さとうナントカ」という会社に買収されたとやっていたので、気になったからだ。

帰ってから2階を覗くとよく眠っている。薬が効いているのか?だがもう8時間は経っているから飲ませたほうがいいのでは?と思っていると、「あぁさっきトイレのついでに飲んだわ」といい、調子は今ひとつだと。「美味しいと言われているパンを買ってきたから食べる?」と訊くと「まだ空かないわ」あまり話しかけても・・・と思いそれまで。とにかく眠ることだ。

私は汗をかいたのでシャワーを浴びる前に万歩計を見ると8826歩。アカン、と思いつつ、書斎のスタンドを着けたら、ライトがつかない。あぁ〜、いやちょうどいい。再び電気店へ。この前わざわざ来てくれたのに出張費を取らなくて気になっていた『フクダ電気」へ。あの時のお兄さんはいなかったけれど、これで親切のお返しができた。10065歩になった。

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