介護の日曜日(1252)

『ニチイ学館横浜校』に行っていたせいか、毎週日曜日になると自然と、介護関連の雑誌や書籍、ネットニュースに目がいく。そもそも「介護」の2文字に惹きつけられるようになって1年余りが経つ。いや『ゆかり協会』(ライフサポーターのM国浩晃さんの提唱する「高齢になってからの生き方を考える+終末の迎え方」)を立ち上げて以降気になっていたから、かれこれ10年になるが、今ほど身近に受けとめることはなかった。やはり自分が高齢者になって初めて気づくことばかりだ。

テレビ出身の人間なので、やはり「介護」にまつわるドキュメンタリーは録画して見る。ドラマも『俺の家の話』は、笑いながらも🤣🤣🤣、「さすが宮藤官九郎チーム、よく取材しているなぁ」と感心しながら見ている。そんな中でスマホで読める「NHK Web NEWS」で配信していた記事が目に止まった。さいたま放送局O西咲記者のレポート(写真)で、もしテレビで放送したのなら見逃している。内容はその記事を読んでもらえばいいのだが、ざっくり書けば、小学生の頃から祖母や母親の介護ばかりで、自分の青春を犠牲にしてきて、今や中年になった男性の話だ(2月5日付)。

介護入門者の私では、気づかない世界で、読み終わって「うーむ」と唸ってしまった。彼女のプロフィールに、<平成26年入局 介護福祉分野を6年取材>とある。つまりNHKに入ってからずっとやっているだけに目の付け所がいい。こういう後輩記者が育っているのは、嬉しいし頼もしい。親しい現役の後輩、といってももう60手前だが、「いい記者が育ってるね」と話したら、彼はしばらく考えていて「あっ熊本、福岡にいた子だと思いますね。その頃から出来るって言われていた子じゃないですかね、きっと。嬉しいですね」と覚えていた。彼が知っていること自体も大したもんだが。かつてのG藤千恵さんやF田美和子さんのような"いぶし銀"の、存在感のある記者に成長してほしい。

「介護」ついでと言っては変だが、家人はまだ寝ている。病院に連れて行くからと言っても「コロナの最中に行くのは怖いから行かない・・・」と頑なに拒否。「お風呂に入りたい」というので、さっそく洗って準備完了。さっぱりした様子で出てきたから食事を勧める。何も食べないのは良くないと思い、梅沢富美男さんの「ねこぶだし」を下地に白米のお粥を作っておいた。大量に作りすぎたので、私も塩鮭、梅干しと昆布の佃煮や「錦松梅」、それにキムチで食べると食が進む。ついついお替わり。彼女は梅干しのみ。「しょっぱい〜」と言いながら「お茶より水がいいわ」と云って、それだけ。他人の介護を目指しているのだから、身内にも一所懸命しなくては・・・当たり前か。

<今日(2月7日)はキンちゃんが来て、夕方まみちゃんも来た>

お粥を食べているところに、キンちゃんに続いて、新参者も登場。彼女は野良猫には冷淡だが、来ないと「この寒いのにどこで暮らしているのかしら?」と気づかいもする。数日前から来始めた茶色い猫に私が、「まみちゃん」(偶然私の姉と同じ名前だけど、呼ぶたびに思い出すからイイかも)と家人の愛称をつけた。そうしたらつれなくしないのではと思って。このまみちゃん、こっそりやった餌を食べ終わっても帰らない。それを遠くから見ていた家人が、「まだ欲しいと云ってるんじゃないの?」。そこで彼女の見ている前で大胆にも、さらに同じ量を。「食べるわね。昨日も東側のシャッターを降ろすまでいたのよ」とよく知っている。こういうことが和むのだろう・・・と勝手に思っている私。そんな話の後、また2階へ。娘にLINEで伝えたら、おそらく母子でやり取りしているのだろう、ずいぶん元気になっていた。やはり娘の力は大きい。

今日は買い物がてら近所を散歩しただけで、2630歩。『週刊ポスト』だったか?「7000歩以上歩いてはいけない」ような見出しを先日見たなぁ〜と自己弁護。明日は新横浜まで歩こう。あぁ寒いんだ、考えよう。

スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク