立ち食いそば探訪記【97】<長寿庵 三ノ輪>(1517)

横浜駅から浅草へ京急で1本。駅から地上に出るエスカレーターは超過密状態。それもそのはず、3人の係員が大声で「はーい詰めて、詰めてください」と連呼しているのだから。つい1ヶ月前のコロナの最中とは真逆。コレなら近々また爆発的に増加に転じるかもしれないと思った。

浅草寺周辺は、この人の流れをそのまま吸収するのだから、コロナ前の賑わいを取り戻していた。今日(5月4日)は、一昨日休みだった『千葉屋』で、家人へのご機嫌伺い用に「大学芋」を買い求めると目指すは『三ノ輪  長寿庵』。

京急浅草駅から浅草寺を抜けたあたりにトイレと喫煙所が設置されていて、台東区の気配りが伺える。ここで3本吸う。コレから長時間歩くのだからとトイレにも寄った。いつも立ち寄るあんぱん屋は今日も休みで、そこから国際通り方向にテクテク歩く。千葉屋では「切揚」と呼ばれるさつま芋のチップス状の物は売り切れ。いつも大学芋と同量買うのだが、今回は大学芋のみ1.2キロ。長く担いでいるとコレが結構重い。

途中三叉路のど真ん中に公衆トイレを発見。ついついトイレ探検隊の習慣で反応してしまう。立派や。台東区は公衆トイレに対する意識が高いのか?途中樋口一葉記念館が近くにあることがわかったが、実は「たけくらべ」「にごりえ」など署名は知っているが、その生い立ちや夭折までのエピソードを文学史で習うたびに鬱陶しさ、陰気さが先に立って読む気になれなかった。

途中の竜泉を通ったが、ここは児玉隆也さんのノンフィクソンを書くときに何度も訪れた。もう20年も前のことなので、すっかり忘れていていてウロウロしてしまった。『三ノ輪長寿庵』に着いた時点で、もう万歩計で8000歩を超えていた。

 

「長寿庵では天ぷらをご賞味下さい」と『立ち食いそばうどんの会』のメンバーから親切なコメントを戴いていたので、迷わず注文。玉子をトッピングして430円だった。暗黒汁(つゆ)、硬い天ぷら。私には、こちらの麺は、すごく食べやすく、「もっちり」というより「しっかり」した食感だった。天ぷらの端っこが、カリカリしているのも新鮮で、とても美味しく戴いた。

店内は椅子席(テーブル席5脚、カウンター椅子席4脚)で9人分。私が入ったときは、男女カップルを含めて7人、連休中というのに凄い〜。私はカウンターの正面向かって右端で立って食べた。😵😅😰😅🥶。今朝『鈴一』に寄ったお陰で、運気が上昇し始めたのか、連休中というのに開いていて安堵した。

帰る時、近くの居酒屋で「キンミヤ」1升1000円とあったので、店内を覗いたら、日本語が辿々しい女性が出てきて、どうやらキープの値段のようだったので諦めた。近くに住んでいれば通うなぁ〜と思わせるチョット良さげな店だった。日比谷線三ノ輪駅に降りようとしてビックリ🫢🫢🫢。すぐ横が立ち食いの『峠そば』だったからで、今日は休みだった。いずれ訪れるつもりの店だ。

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