立ち食いそば探訪記【119】<門仲そば 門前仲町>(1540)

久しぶりに門前仲町に出かけたのは、昨日(5月23日)川﨑駅前の映画館で、伊能忠敬をテーマにした『大河への道』を観て、「ああ〜彼の像が八幡様にあったなぁ」と思い出したからだ。そこで「そば活」の前に富岡八幡宮にお参りした。ここは5年前に元宮司による殺人事件があったことで知られているが、私には、佐川急便事件のさなか、当時渦中の人だった佐川清会長が神輿を寄進していたことで話題になり、よく覚えている。

今回、その神輿を見てビックリ🫢🫢😵😵😵したのは、先月23日旧江戸川河畔の川の駅『あずまや』に行った帰りに立ち寄った、行徳の神輿展示場にあった『後藤』、『浅子』神輿の一方の、浅子神輿の製作者の名前を見たことだった。「そば活」が縁で、従来なら何も知らないままスルーしていたかもしれない神輿をじっくり見ることができた。

富岡八幡といえば山本一力さんの作品の舞台としても有名だ。山本さんの本で一躍、いや既に有名ではあっただろうが、一気に身近に思うようになった。そうでもなければ、わざわざ門前仲町に飲みに行ったついでに立ち寄ることもなかったはずだ。ここには『魚三』酒場という安くてうまい居酒屋があって、私がスキャンダルで2001年に失脚してからは参拝の帰りに、午後4時すぎ、1人で何度か飲みに行っていた。ちょうど半月ほど前から一力さんの『損料屋喜八始末控え』をはじめとする「喜八物を」ベッドで読んでいたのも、今回門中の立ち食いそば屋を選んだ理由の一つだ。

せっかくだから、『深川不動堂』にもお参りした。私のような信心の浅い物、既に人生で散々バチが当たっている者は、神だろうが仏だろうが、どちらもお参りするのに躊躇がない。その分効き目は弱いのだろうが、お詣りするときだけは神聖な気持ちになるからそれでいいか。

さて目指す立ち食いそば屋の『門仲そば』は、私が正真正銘、正統派と呼ぶ、立って食べるコーナーが確保されている店だった。第一看板からして「立ち食い」の文字が大きく書き出されている。

ここは、『立ち食いそばうどんの会』の主要メンバーの1人で、この種のそば屋に詳しいフリーライターのS挙いたこさんが、去年(2021年)暮れの23日に書いた食リポを読んで以来、いずれ行かなくては❗️❗️と私の『立ち食いそば探訪帳』に記しておいた店だ。

今日(5月23日)午前11時半過ぎに伺い、いたこさんが注文していた<きつね>を真似っこジジイの私も。コレと「ごぼう天そば」 で戴いた。当初は、店名と同じ「門仲そば」にするつもりだったが、中の具材に「天かす」が入るのを見て変更した。590円だった。

「きつね」は、出来合いではなくて、甘辛く煮付けたお稲荷さんに使うような、中々いいお味で、「ごぼう天」は握り拳より大きくて、汁(つゆ)に馴染ませるのに少し時間を要した。一切れというより一本と表現が正確なほど、各個がしっかりしていて、噛みごたえがあり美味しく食べられた👍👍👍。

今日はとんでもなく暑くて、門仲駅を挟んで、東と西の何と長いこと。『門仲そば』に着いた時は喉はカラカラ、よくまぁ我ながら温かいそばを食べたものだ。次回からは冷やしにしよう。地下鉄東西線、大江戸線の3番出口から地上に出て、左折、左折で一つ目の路地を入ってすぐの所にある。

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