時間があるというのは、これほどワクワクするモノなのか。3月いっぱいで退職だが、先月28日の入試監督が済んだので大学の仕事は、卒業判定会議、卒業式、退職辞令交付だけになった。そうなると、この日3月1日から、基本的に仕事らしい仕事は「弓立社」(ゆだちちゃ:私が経営している出版社)のみとなった。
この日の仕事は、今月出版予定の『おひとりさまの覚悟〜終活、最期まで時分らしく』の著者校正。ゲラを繰り返し読み直し、誤字脱字の訂正に始まって、気になる表現など著者の三国浩晃さんと編集担当のT井みゆきさんの3人で読み合わせしながら、詰めていく。午後5時スタートで、9時過ぎには終わったのは、事前に3人三様読み込んできていたからで、朝までかかるかなと予想していただけに、一気に解放された感じ。だが、最後まで決まらなかったのが本のタイトルだったが、『おひとりさまで逝こう〜最期まで自分らしく』で3人とも一致。ゲラは前のママだが、このタイトルだ。朝からずっと根を詰めて準備をし、そのまま最終校正に突入したので、頭の中は熱を帯び、終わったときはドッドッと疲れが出た。
因みに近刊予告を書き出しておくと(弓立社のホームページにも出ているが)
1『おひとりさまで逝(ゆ)こう 〜最期まで自分らしく』三国浩光 (3月近刊)
2『ひとり暮らしのための成年後見入門』大野益通(4月近刊)
3『若き哲学徒の日記 ふたたび』弘津啓三(4月近刊)
4『安田有詩集』安田有(5月近刊)
5『吉本隆明と独立左翼論』三上 治(5月近刊)
以後、『おんな一人 山に暮らす』『Gangの女王』『自立の試性的拠点』・・・
食いしん坊の私だが、今日食事をしたのは、朝、昼兼用のカツ、エビ、メンチ丼と豚汁だけだったから、「さっこれから飲みに行くぞ!」と昔なら言うところだが、いまでは早く帰って風呂に入り、「東京タラレバ娘」のビデオを見て寝よう!の変わり様だ。京急三田駅から快速に乗ると、品川から先は蒲田、川崎だけだから、あっという間に横浜に着いてしまった。
下りのエスカレーターに向かう途中、L研究室のK林君とH谷川翔君にバッタリ。普段だったら、「よし、ここで会ったが100年目、おじさんと呑みにいこう!」と声をかけるところだが、疲れ切っていて、立ち話をして別かれる。
外は雨、傘がない。家に電話をすると韋駄天娘が5〜6分で迎えに来てくれた。すぐ風呂に入って、書斎でミカンを食べながら「タラレバ」を見る。坂口健太郎君を娘が「イイィ!!」というのが分かる。あすは確定申告の準備をしなくては。