週刊誌ジャーナリズム好き / 522

 週刊誌ジャーナリズム、タブロイドジャーナリズムが好きだ。F木啓孝大兄がいみじくも言ったように「針小棒大ジャーナリズム」のところに惹かれる。かといってエログロばかりでは、些か食傷気味になる。そういう点で、私は週刊B春や週刊A日、週刊G代に馴染みがある。


  

 毎週最初に開くページは、もちろんどんな記事が出ているのかざっと目次に目を通した後、じっくり読むのは、B春の場合は、決まって坪内祐三さんの『文庫本を狙え!』だ。今週のJ・L・ボルヘスの『アレフ』(岩波文庫)なんか、彼しか取り上げないのでは。かくしてAmazonに注文することになる。

  

 週刊G代の場合は断然、美鳳さんの『週間運気予報』。これはどこかで書いた、この第一期のブログだったかも知れない。今週は80%で、「信じた道をタダ進めばよし」なので、「まるでお主は屁のような」と、このブログを読む人が少なくても、いや何と言われようとも、誰も何も言っていないけど、自主自立の道を歩むことにする。

  その週刊B春の『新聞不信』に「取材規制になぜ反発しないのか」を読みながら、いまやM日とT京の2紙しか購読していない私は、他紙が即日報じていないことを知り愕然とし田。これを読んだ後、権力に弱い日本の企業ジャーナリズムに自分本来の志を見いだせないと悩んでいる記者は、ドンドン雑誌ジャーナリズムに活躍の場を見つければ良い。自分の社で書けないことは、他の媒体で執筆すれば良い。そのうちインターネットジャーナリズム、たとえば「yahoo!ニュース」とかも充実してくるだろう。例え権力が「取材規制」をしても、その裏をかくのが記者の真骨頂だ。役所の中には、こうした通達に内心不満を持つ職員も必ずいるはずだ。

  国家権力の巣で、出入禁止を乱発してきたあの検察庁ですら、ワンサカ情報源はいたのだから。それにしても特捜検察は何をしているのだろうか。A利元大臣の問題でもお茶を濁してしまったが、その前のS村前大臣も内偵しても、そこから先が突破できない。奮起しているのは、週刊誌ジャーナリズムばかりじゃないか。

  大阪特捜部は国有地の想像を絶するバナナのたたき売り的値引の実態解明捜査をせんのかね。猫がキャットフォードで慣らされたと同じように、特捜検察も惰眠をむさぼって、ネズミ一匹捕らなくなってしまった。巨悪どころかゴミのようなワルすらも手が出せない。そういえば ”安倍小学校“ は、ゴミを埋めていたんだから、せめてゴミ掃除くらい特捜でやってみろよ!とでも言いたくもなる。大阪特捜の汚名返上、名誉挽回のチャンスじゃないか。

   それにしても民進党の玉木雄一郎代議士の質問に、応えるとき麻生太郎大臣が顔をひん曲げて、「何を調子のいいこと言ってんだよ」は、見ていて本当に下品で、この下品な私が言うくらいだから、相当酷かった。日本のエグゼクティブで、血縁、地縁は誰にも負けない、頭だって優秀の極みだし、どうしてあんな人間が出来たのか不思議だ。子どもの頃からおべんちゃらばかりいう連中によいしょされて、他人を気遣うことの無い人生を歩くと、ああいう表情をしても注意してくれる人がいないからだろうか。氏より育ちとは言うけれど、我が儘放題の環境が意識や態度を決定させたのかね。

    週刊誌ジャーナリズムで、あぁ〜と思うのが、芸能人の色恋スクープ。面白いかも知れないけれど、ほとんど興味は無い。むしろ毎朝愉しみにしていた田中萌ちゃんを見られなくなったのは淋しい、BS11に移籍しないかな。その週刊B春の今週号121ページ、奇しくも大好きな坪内祐三さんのページの隣、「この人のスケジュール表」に私の<「トレタン」が電子本に>が掲載されている。担当だったK玉也市さんが気を配ってくれた賜だ。ありがとう。也市ちゃん感謝してるよ。これが言いたくて「週刊誌ジャーナリズム好き」を書いたわけじゃないよ。まぁどっちでもいいか。

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