ちょっと信濃・上州の新緑温泉巡り② ((1316)

信州で一番好きな温泉は❓と訊かれれば迷うことなく『馬曲(まぐせ)の湯』と応える。もう30年も前だろうか、この公衆浴場ができたばかりの頃で周囲には何もなかったから、もっと前かもしれない。おそらく「週刊現代」あたりで見て、それならと出かけたのだと思う。もちろん一人のはずはないから、その時々で仲良しだった人と行った、いや入った。

だから4半世紀ぶりに再訪したことになる、ただし今度は男の友人とだが。私の記憶では、昔は男湯が右側の見晴らしのいい方で、女湯は今の男湯の位置だったような気がするが、浴場の人に訊くと「私が勤めてから10 年になるけれど、このままですよ」と。「でも女湯の方が多いから変えたのですかね❓」とも。いや役場にでも訊かなければ分かるまい。

宮崎駿さんの「天空の城 ラピュタ」を彷彿させるロケーションである。記憶ではもっと遠くに広がりがあったから、やはり女湯側だったのでは⁉️しつこい💢💢ごめんなさい🙏🙏。

こんな立派な食堂はなかった。休憩室も。ここで「馬曲定食」を食する。蕎麦は珍しくもないが、地元の「笹の葉寿司」は初めてで、話の種にはなりそう。の〜んびり、ここで夕方まで過ごしても良さそうだが、宗ちゃんお薦めの「万座温泉」の硫黄の湯が待っているので移動する。

途中志賀高原を抜けたのだが、まだ雪が残る。そうか東京横浜は28度もあるが、ここは14度ぐらい。まだまだ初夏の訪れには早いのか。このコロナの中でも行き交う車が少なくないのは、長野、群馬だからか。万座温泉は、近づいただけで硫黄の匂いが立ち込めている。鹿児島にいた頃、硫黄島に選挙の取材で行ったことがある。島中硫黄の匂いがしたというか、海が茶褐色に濁っていてまさに「硫黄」の島だった。あの匂いよ再びだ。

<まだまだ雪が残る志賀高原>

お湯は白濁色で、写真を撮っても身体が見えないのが好い❓ここは混浴ではないが、昔30代半ばごろ、よく女夫渕温泉や加仁湯温泉、八丁の湯に出かけた。誰にも見つからず、邪魔されずのんびり過ごすことができたが、どこも混浴で、彼女が大胆な人で全く平気だったのにはドギマギした。女性の方が、いざとなれば大胆だとこの時知った。まだ30半ばの頃だ。

この温泉は湯治がお薦め。食事は持ち込みの方がベストかと。おそらくご主人も、食事付きは面倒臭いのでは⁉️と思わせるほど愛想がないというか、商売っけゼロ。むしろ迷惑そうな対応。2ヶ月前に来て「風呂はとっても良かった」という推薦人の宗ちゃんも「食事は・・・」と口を濁し、期待していない様子だった。それは全く正しかった。購入したツマミ用の缶詰を朝食時はお菜代わりに食べた。湯治だけでも十分満喫できる万座温泉。

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