福生で半田滋さんの著書直売 (1396)

横浜に戻ると再び普段の生活が始まった。大学院の授業と介護の仕事のほか、選挙の手伝いで瞬く間に毎日が過ぎていく。介護の仕事のおかげで、随分足腰が強くなりどこへいくのも苦にならない。ありがたいことだ。

週末の23日は、半田滋さんの講演会が福生市民会館で開催されたので、著書『変貌する日本の安全保障』の即売に行く。キャリーバッグに40冊詰め込んで駅に向かう。重い。東横線に乗って、武蔵小杉で南武線に乗り換え、立川駅で今度は青梅線の黒浜駅で降りる。福生は警視庁を担当していた30歳の頃によく訪れた。池袋警察署の刑事課長が住んでいて、5方面まわりの記者で所轄の刑事の家まで、それも福生まで夜回りをしていたのは、おそらく私くらいだっただろう。おかげで可愛がっていただいた。

<秋日和 長閑な風景が続く沿線>

お陰で無尽蔵殺人事件の時には、行方不明になっていた骨董商が「(静岡県)熱川の市(いち)に顔を出していたという情報があり、警察で調べている」という独自ダネを東京に来て初めて書いた。しかしそれは後に最近のことではない判明し、事実上間違いだった。それでも挫けず、せっせと夜回りした。あんなに頑張らなければ警視庁捜査2課、司法クラブと事件記者のコースを歩まず,志望していた文化担当になれていたかもしれない。そうしたら私の記者人生も全く違うものになっていただろう。この歳になって振り返ると、人生の分岐点というのはどこにあるか分からない。今更どうしようもないことだが。

電車の中でネットで会場の場所を見ると駅から遠そうだった上、この駅にはタクシー乗り場があると表示していたのだが、全くタクシーの姿はない。仕方がないので駅前の喫煙コーナーで一服した後、タクシーを呼ぶ。「えっ🤯🤯」と電話番の人が一呼吸置いてから、訝しげに「5〜6分で伺います」と。それもそのはず歩いても5〜6分のところだった。しかし急な坂道があったので、「まぁ良いかぁ」と自分を納得させる。運転手さんも親切だったし。まぁ当たり前か。

講演は午後1時半から始まる。50分ほど前に店開き。半田滋さんも来て、一緒に売ってくれる。やはり著者がいると売れ行きが良い。その上彼は親切にも「サインしましょうか」と言ってくれるので、さらに売れる。主催者の東京平和委員会にはもちろんカンパを忘れない。講演の内容が良かった上、意識高い系の聴取が多くかつたおかげで、これまでで一番売れた。半田さん、ありがとう😊😊 😊😭😭。

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