『立ち食いそばうどんの会』に入れてもらって早(はや)半年になる。この間、江戸時代以来の伝統的食文化を体験する喜び、首都圏を巡る愉しみを覚えた。大きな変化は、毎朝の会話にも表れた。家人が「朝ごはんできてますよ」と声をかけていたのが、「朝ごはんにする❓お蕎麦に行く⁉️」に変わり、今では「今日はどこに行くの❓」と立ち食いそば巡りを前提とする様になった😵😵😵🤣🤣。
「今朝(1月29日)は、生麦に行こうかと思ってる」と応じると、「私なら散歩🚶♀️🚶♂️がてら行ける距離だわ」と横浜生まれ横浜育ちの健脚の主(ぬし)がいうので、「それなら私は自転車で🚲🚴♀️」と相成った。愛車「赤べこ号」で、午前10時に妙蓮寺の我が家を出発。しばらく行くと大口商店街に出る。その先は以前、都心からの帰りによく使った高速道路の降り口から曲がってきた入江町だ。まだまだ国道1号線を進む。なだらかな坂を登って右手に大黒埠頭へ向かう産業道路のトンネルが見えてくる。真っ暗な長い長い溟い道をひたすら進むと急に視界が開けてくる。
眼下にJRと京急線が走っているのを眺めてさらに海に向かって進む。長い長い坂道を降り切った交差点の左斜め前にオレンジ色の幟が目に飛び込んできた。赤べこ号に跨ること25分。途中、タラタラ写真撮影をしながらやって来たので、実際は20分足らずかと。
「お〜」典型的な立ち食い蕎麦店だ。目の前の「天ぷらケース」を覗く。今週は温かい「とろろそば」が基軸なので、「なす🍆天」「春菊天」、それに今日は忘れず「生卵」を落としてもらう。700円。
ここの汁(つゆ)は、完璧に私好みの少し甘め。茄子はざく切り、春菊も羽を広げて鶴翼の陣、とろろと生卵は兄弟、姉妹、いや恋人同士か。クセになる美味さに、寒風の中を来た甲斐があった。さらに嬉しいことに😃😊🤣愛煙家の私には願ってもない店先の喫煙コーナー。美味😋、満腹、そして一服。大大満足だった。因みにバス停(横浜市営17番「明神」)が目の前。
帰りは、入江町に出る通りをひたすら横浜方面に向けて走る。途中生麦事件の史跡があり、お参りする。鹿児島にいたから、この事件は薩摩藩主島津久光の一行を騎馬で横断したイギリス人が切り殺されたとしてしか知らなかったので、石碑を熱心に読んだ。さらにこのところミャンマーでのいざこざで名前を耳にするキリンビールの生麦工場前を通って帰る。タラタラ、新子安駅なんか見て回り40分もかかってしまった。