インフル、遂に一家殲滅 / 505

 何と我が家で「鉄人政」の異名を持つ家人が、風邪で倒れた。38度9分あるからして娘⇒私のインフルエンザに感染したとしか思えない。熱い、寒い、悪寒がする、関節が痛い、洟が出るとウンウン唸っている、が病院には絶対行かない。だからインフルかどうか分からない。何十回となく「自転車の後ろに乗せていくから」と言っても聞く耳持たず、頑なに行かない。今に始まったことではない。とにかく異常なほどの病院嫌いだ。一緒に暮らし始めてから17〜8年になるが、彼女が病院に行ったのは、健康診断とお産のとき以外記憶にない。歯医者は別だ。2階の自室に籠もったきりで、時々トイレに行っているようだ。

 せめて食べるものだけでもと、娘の時と同様、パステルの「なめらかプリン」を6個買ってきた。彼女の好きなリンゴもキウイも苺も、あの杵築のデコポンもチョコレート味のアイスクリームもライチ味の飲料水もGREEN DA・KA・RAも。しかし全く受け付けない。相当辛そうだ。せめて野菜スープでもと、ニンジン、タマネギ、ブロッコリー、ミニトマト、ピーマン、ズッキーニ、マッシュルーム、エノキ、ベーコンなどを細かく刻んでコンソメ味で作った。

 この食材だと、娘の大好きな私の創作?料理「卵キーシュ」を作ることができるので、一石二鳥だ。このほか、あっさりしたカワハギ鍋も作った。中はカワハギの他、ネギと白菜、しいたけ、エノキ、しめじ、豆腐にシラタキ。これを大根おろしと小ネギと紅葉おろしにミツカンポン酢で食べる。病人にはシンプルな鍋が好い。だが、それでも食欲が出ないようで、夜になってやっと野菜スープをひと皿だけ食べた。「ベーコンは、いまはいらない・・・」と残したが、野菜とスープは完食。意外なことに「DA・KA・RA」が気に入ったようで、2本飲んでいた。

 取りあえず私の風邪の特効薬(風邪が治りにくい糖尿病患者に効果がある。これは10年以上お世話になっている五反田内科糖尿病クリニックのI藤静夫先生が、私に合うものを、と処方してくれただけあって抜群に効く)を飲ませている。まぁこれで少しは元気になるだろう。「なめらかプリン」は、娘に食べさせよう。

 先々週から2週間でインフルエンザは、我が家を殲滅した。明日は一番で病院に強引にでも連れて行くことにする。私の方が弱っちいからどうなることやら。トランプは、インフルエンザとかかからんのかね。

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