吾輩は阿呆である 660

T経大の講義は、午後4時10分に終了。国分寺駅までの15〜6分の道のりは、いまの私には辛い。途中何度も立ち止まり、前屈しては態勢を整え、やっとホームに降り立ったところで、特別快速が来たが、スルーして快速で座っていく。W稲田に行く場合は中野駅で東西線に乗り換えるのだが、タイミング良く移動した途端出発したので、5時15分には駅に着いた。

▼お昼にしっかり食べたので、大学に行く途中にある「メルシー」で五目そばを食べる。五目そばのチャーシューと椎茸甘辛煮が抜群のコンビネーションで、昭和レトロ中華そばの醍醐味を甘受できる。


▼「メルシー」は、大学院時代に好く小腹押さえに立ち寄ったが、ドライカレーやポークライス、オムライスなどのご飯ものはには、スープもお新香もつかない、はずだ。「ライス一本槍」で、些か淋しい。そこで訊ねてみた。「料金変わらずで、五目そばの麺抜きできますか」「あぁ料金そのままで良いなら、構いませんよ」とお店の人。こんなことならもっと早く訊いておけばよかった。阿呆やなぁ〜。


▼午後6時15分の授業開始までは、40分ほどあるので、3号館(政治経済学術院棟)9階の講師控え室に向かう。「あれ?真っ暗?何じゃ?」仕方がないので10階の事務局に行くと「午後5時で業務終了」とある。参ったなぁ、とはいえガラス窓から灯りが見える。ドアをトントン叩くと暫くして女性事務員が顔を出してくれた。「授業は28日からですよ」「ひえ〜」阿呆やな。結局わざわざW稲田まで行って五目そばを食っただけの徒労に終わってしまった。


▼まっすぐ自宅に帰るとまだ真っ暗。十六茶を飲みながら疲れた一日を振りかえる。ホンマに「吾輩は阿呆である」ことを再認識した。

スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク