大本営発表的我が家のアスリート応援 821

平昌オリンピックを見ながら無意識で「風が強く吹いていたからダメだったなんて、どの選手も条件は同じなんだから」なんて娘の前で言おうものなら、戦前の特高警察👮‍♂️👮‍♀️👮‍♂️👮‍♀️みたいに、ボコボコにやられてしまう。「お父さん!この瞬間にかけて4年間一所懸命やってきてるのよ。風も飛ぶタイミングによって、強かったり弱かったりみんな違うんだから‼️プンプン」ごもっとも。思わず言ってしまった私が馬鹿だった。

とにかく我が家では、オリンピックに限らず、スポーツ競技を観ながら、ほんの少しでもアスリートに批判めいたこと、非難がましいこを言おうものなら、その10倍、100倍娘に反撃される。だから今の時期、娘が家にいるときは、大本営発表同様「皆んな頑張っています」的な発言を繰り返しておけば、平穏な時間を保てる。そういう意味では、戦前の徳田球一さんや志賀義雄さん、宮本顕治さんたちは、節を曲げず、妥協せず、獄中19年とか18年とか偉大だった。私の場合は、難を避けて書斎に籠るから、籠城2週間か。

娘の言うことは分からないではないが、税金を使って送り出している以上、ダメなら、「なぜダメな選手を出したのだろうか」とついつい素人は疑問に思ってしまう。まぁ次の冬季五輪を睨んでなのだろうと好意的に考えるようにはしているが。こんなこと書いてるのを娘に読まれたら、小林多喜二先生と同じような目にあいそうだ。それにしても戦前、特高に逮捕された思想家たちは、言論弾圧にあい、酷い拷問を受けても耐えていたのだから凄い。軟弱な私は、それだけでも尊敬してしまう。

ただ身贔屓で言えば、娘が好いのは、日本選手に拘らない点だ。つまり万国のアスリートを応援している。スポーツナショナリズムと無縁なところが好い。その点私も同じだ。いや私は、名前を知っている選手や可愛い女性アスリート😍❤️💕だけ応援してしまう。これはこれでまた娘の逆鱗に触れる原因となつている。言論の自由がない中国🇨🇳北朝鮮🇰🇵の人民の苦痛が理解できる。

そんな中、親子3人して嬉しかったのは、羽生結弦選手の金メダルだった。これまで特別関心がなかった私ですら、彼が怪我をしてからは、どうにか復活して欲しいと願っていた。それだけに金メダル🥇は、心から祝福したい。テビ様(家人)は母親らしく、「お母さんも良かったわね」とカナダ🇨🇦🇨🇦まで付いて行って健康管理に努めた母親を労っていた。娘は「もっとフェルナンデスも観たいわ」と3人3様の反応。この点は、お互い納得。

我が家の大本営同様気になるのは、マスメディアの過剰な応援報道だ。開会前にどこかのスポーツ新聞が、「金9個?」だったか凄い🤭🤭🤭予測をしていたのを朝のテレビで見た。テレビ自体、スポーツ新聞並みの過熱応援を繰り返す。これじゃ選手はプレッシャーがかかるだろうし、試合前に強気の発言をしなければ、やる気が無いと言われやしないかと気の毒になる。

それだけにスピードスケートなどで⛸⛸銀や銅を獲ったときは、こっちがホッとした。まぁ重圧を乗り越えてメダルを獲得出来る所が、我々並の人間と大きな違いであり、他人を感動させるのだが。

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