マドンナ教授の最終講義 820

以前勤めていたT京都市大学で定年を迎えられた2人の教授の「お別れ講義」が、16日午後4時から横浜キャンパスで行われた。

お一人は、無線通信学のS訪敬祐さん、もう一人がピトグラムなど視覚情報デザイン学のS水由美子さん。大学の教員というのは、自分と同じジャンルの研究者のことはよく知っているが、それ以外の先生のことは、全くと言っていいほど知らないものだ。お二人の研究についても、この日初めて知ったぐらいで、S訪さんは、『移動体通信』について講義された。

私が聴いていて分かったのは、マルコーニに始まる「無線通信の歴史」や「携帯電話方式の変遷」ぐらいで、「電波変動」や「ダイバーシチ受信」「フィールドサーバー」となると外国に行って聴いているような話だった。それでも携帯電話の話は、実に面白く、為になった。

S水由美子さんは、「ピトグラム」(絵文字) が世界共通言語として、識字能力が低くても、誰でも分かるものにどんどん変化している様子を、日本を例に取りながら講義した。こんな権威がすぐ側にいるのなら、『週刊文春 トイレ探検隊がゆく!』で、1964年の東京オリンピックの時に、トイレを表示するピトグラムを日本のデザインチームが初めて作ったという記事を書いた時、取材すれば良かったと講義を聴きながら反省した。

私は都市大学に赴任した時から、ソバージュでカッコいい、どう見ても50そこそこにしか見えなかった由美子さんの大ファンで、退職するまでそれは変わらなかった。つまり知り合えば 知り合うほど(という割には、研究テーマを『視覚情報デザイン』という大雑把なことしか知らなかったのだが )素敵な、私のマドンナだと思ってきた。だからこそ最終講義には是非にと、1年ぶりに都市大に顔を出した。

▲ドサクサに紛れてハグする私

講義の後の花束💐💐💐贈呈の時には、おそらく皆んなが花束💐💐💐だろうと予想して、私は敢えてフランス🇫🇷ワインの『Mグリヨ ジュブレ』(ソムリエ推薦)を贈った。目立つやろう❣️

記念撮影をしたら「50歳以上の女性の写真撮影はいけませんよ」と笑いながら🤣🤣🤣軽くいなされたが、ツーショットで撮らせてくれた。思えば7年間いた時にも、私が気づかず暴走しそうな時に、直接、あるいはメールで指摘してもらって恥をかかずに済んだことは1度や2度では無い。その由美子さんは、退職後は地方で暮らすという。あーぁあの方らしい生き方だと、ふと私も故郷杵築の生活を思い浮かべた。

久しぶりにL(洪千)ちゃんとS ( 博紀) ちゃんと会ったので、由美子さんがご家族と一緒にいるかも知れないという"不確定情報"もあり、中川駅前の『天狗👺👺👺』で飲んだ。二人の近況報告が中々興味深く、先輩としての意見(異見)を述べながら、ついつい2時間近くも過ごしてしまった。

帰りはたまたま大学図書館のM上課長たちと市営地下鉄日吉駅まで一緒で、今進行中の図書館大改装話を聴きかせてもらつた。この所痛みが治まっていた左脚が、久しぶりに歩けないほど痛くなって往生した。帰り着くとテビ様(家人)が韓流ドラマを観ていたが、話しかけると機嫌が悪くなるので、風呂にも入らずベッド🛌へ。極楽、極楽。

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