午後11時半過ぎ、帰るなり娘が「お父さん、巨人13連敗だよ。でも明日は5連敗中の日ハム、そろそろ(連敗記録)終わりかな?」と嬉しいそうだが、痛いところも突いてくる。彼女は横浜ベースターズとソフトバンクが贔屓だ。後者はもちろん先輩のO貞治さんが率いているからだ。私は元は赤ヘル広島と杉浦忠さんがいた南海ホークスだったが、娘に合わせてベースターズ。斎藤佑ちゃんを見届けたいと日ハムだ。つまり誰も巨人ファンはいないのだ。
▼F(木啓孝)ちゃんからもらった海老沢泰久さんの『スーパースター』に同名の作品が一番最初に出てくるが、名前は最後まで明かさない。もちろんN嶋茂雄さんのことだとすぐわかる。「名選手、名監督にあらず」をユーモアを交えて描いている。外野が返球のため前進守備をしなければならないとスーパースターは、「バック、バック」と下がらせる。案の定外野フライが長打になってしまう。こうしたことに選手がウンザリして、連敗が重なる。あの11連敗の時の話だ。オチが非常に面白いので、ぜひ購読をお薦めしたい。
NHK NEWS から引用
▼このところ「御用新聞」話が各週刊誌で取り上げられている。新聞社も「社内政治」に勝ち残るためには「記者のマインド」を捨てなければならないのは、N協会と同じか。そうまでして守った新聞社が、「蟻の一穴」で崩壊することもあり得る。2004年〜05年のN協会がそうだった。まさかE老沢体制が、視聴者の手によって崩壊させられるとは。この政変でE老沢派の私の人生が全く変わったのは、既に書いた。「人間万事塞翁が馬」というが、その後の私の人生は、それなりに実に面白い展開となった。
▼Y賣社長のY口寿一君とは司法クラブで競い合った仲で、お世辞でなく実に明敏な記者だった。しかも義理堅く、検事からはもちうろん、記者からも孤立していたY特捜部長に付き合って南アルプスにも登っていた。盟友・伏見俊之が死んだ時も、自社の幹部の葬儀と重なったのにワザワザ来てくれて恐縮した。実に真摯な人で、失礼ながら読売記者とは思えない紳士、gentlemanだった。「三つ子の魂・・・」を考えれば、今の状況は、彼の意思ではないだろう。ナベツネが生きている間は、記者の矜持も封印したままなのか。一緒に取材していたのは、30年ほど前。取り巻く環境が変わると、本人のマインドや生き方も変わるのだろうか。
▼偶然だけど、いま7階デッキにある「レストラン母島」の長いカウンターで、時々海を眺めながら、このブログを書いているのだが、隣の隣の男同士が、ウイスキーを飲みながら大きな声で「Y賣はデタラメだな!」と相当怒っている。正直、この手の不満や怒りが星火燎原の様に日本中を覆い尽くす事になるかもしれない。