むくな豆 /  578

師範と弟弟子と飲む

昨夜(5月14日)は合気道の師範と私、それに弟弟子(弟弟子の方は黒帯、私は万年白帯で遥か昔にリタイアした)の3人で、ほうろく屋で飲んだ。このところ連日連夜の飲み会だが、師範の人柄に惹かれて一緒に飲むのを楽しみにしていた。弟弟子も記者なのでついつい説教じみたことを言いそうになるが、そういうことは言わないよう心掛けている。なるべく自分の失敗談をすることで、「こういう準備をしておくのが肝心だ」と自然に受け止めるようにしたり、N協会松江局の話をしたりして、頑張れよと励ます。師範にとっては畑違いの話なのにニコニコして聞いていてくれる。合気道の世界で凄く強い方だが、優しい思いやりのある人柄が幾つになっても人を惹きつける。とうとうこういう人間にはなれなかった。

むくな豆


    

    5月15日は、月曜日というのに朝4時半に起きて、何件かのメールに返事をしたあと、何も食べずに駅に向かった。新横浜午前7時01分の東京行きこだまは、全席自由席だった。栃木県壬生町にあるO野益通さん、通称マッサンの畑で「むくな豆」の植えつけをするのを見学させてもらうためだ。当初は私も手伝うつもりだったが、行ってみると地元農家の奥さん方が5、6人も来ていて、とても素人の私が手を出す余地はなさそうだった。マッサンなんか、小型耕運機を弄りたくていじりたくて、勝手に動かそうとするものだから逆に雑草が絡まって動かなくなってしまった。「社長 ! みんなの邪魔をしないで下さい!!」としっかり者のI田さんに叱られ、這々の体で、現場を離脱。

むくな豆に果たして効能はあるのか?


    

    むくな豆は、南米が原産地で日本でも戦前までは食べたそうだが、食用とするには固くて、次第に柔らかいマメに取って代わられたらしい。ところがこのむくな豆は、Lドーパミンを大量に含んでいるとかで、このところ脚光を浴びはじめている。豆は乾燥させた後、焙煎したうえ挽いて粉にし、コーヒーやお茶などに入れて一緒に飲む。何となくきな粉を入れて飲んでいる感じ。パーキンソン病やアルツハイマーに効能があると口コミで広がり、いまやインターネットでも販売される人気のサプリメントになっている。これに早い段階から目をつけたのが、マッサンの友人のT橋さんで、豆をブラジルから取り寄せて育て、実際にパーキンソン病だった友人の奥さんに飲ませたら驚くように回復したそうだ。マッサンは、1年ほど研究した上で一昨年から栽培を始めた。

夢よ もう一度!

マッサンから「これを飲み続けると元気が無くなった所が、俄然復活して困るほどですよ」と聞かされては、飲まないわけにはいくまい。「やすらぎの郷」にはいる寸前のような私も、この手の話に弱いタチだから、「夢よもう一度 復活!!アニマル・イッペイ」とばかり、飲むだけでなく栽培して多くの萎びた友人達に配ることにした。今年の秋に収穫した時は、「ブログ読んだ」と声をかけてくれれば大丈夫。でも確かにこのところ体調がいいのは、鍼とプールと十六茶と思っていたが、これもあるかも。ただまだマッサンが言うような復活の兆しは見えない。

Hちゃんと飲む

イカセンターに行く途中出会ったチンドン屋さん        所属が違うライバル社同士で、共演してるとのこと

手前からW辺さん、私、新人の板前さん、T山さん、Hちゃん、この日から勤め始めたT子ちゃん

今夜(5月15日)はN協会社会部時代に仲の良かったHちゃんと神田神保町のイカセンターで久しぶりに飲んだ。彼の自宅が柏なので新御茶ノ水からだと1本で帰れると思いここにした。新幹線で帰ってきたのでお茶の水には早く着きすぎて、街をブラブラしているとチンドン屋さん出会った。小学生に大人気で、彼らがついて回るから中々仕事にならなそう。古瀬戸でコーヒーを飲みながら書きかけの原稿の続きを執筆。開店時間の午後5時半前に店先に立っているとお店のW辺さんが気づいてくれて一足早く入れてくれる。取りあえずHちゃんが来るまで北雪を飲む。日本酒は2杯までと決めてある。そこへHちゃん登場。刺身の5点盛り、ホッキ貝、牡蠣の缶焼き、長なすの一本漬け、メゴチの天ぷらなどを食べているとようやく生きたアオリイカが登場。美味い、美味い。それにしても珍しく客が少なく「こんな日もあるの?」と驚いた。帰りにすぐ近くの宝塚の男役のようなママさんがやっている干物を食べさせるおしゃれな居酒屋に寄った。ここは3回目のはずだが、ママさんは全く覚えていない風だった。勘定を払うときに「先月もR創社のMさんと来たんですよ」というと「R創社? Mさん?」と首をかしげられた。商売が下手だな。「俺だったら覚えて無くても、まぁよくいらっしゃいましたくらいのことは言うんだが素人だな」とHちゃんと笑いながら神保町を後にする。

 

三連夜!赤坂もも

千代田線の新御茶ノ水で別れて、私は明治神宮前から横浜へ、というコースだが途中に関所がある。3夜連続で赤坂の「もゝ」へはいったら、すでに7人ほどの客で埋まっていた。「おまっちゃんホワイトも入れといたから」とまたまた嬉しいことを。私は恐らくこの30年余りサントリー・ホワイトを飲んでいなかった。どこの店にも置いていなかったからだ。瓶が好きなんだな。早速シーバスリーガル、トリス、ホワイトと、続けてハイボールで飲む。トリスもホワイトもいけるぜ!! ホワイトのコマーシャルには北川景子さんか綾瀬はるかちゃんにして欲しいな。角は橋本愛ちゃんあたりに交代してもらって・・・などと勝手なことを言っていると新たに客が2人。これで10人だから、ぎゅーぎゅーの感じ(12人までは可能らしい)。Fちゃんがバンバンたばこを吸うもんだから、弟分の私も復活。亡き本田靖春さんの真似をしてケントの1ミリを再び吸い始めた。トリスとホワイトの写真を撮ったところで、今度は7人連れの客がきた。とても入りきれないので断っていたが、相変わらず大人気だ。帰巣本能ならぬ立ち寄り本能か、金・土・月は非常連の私からすると、もう3ヶ月分くらい来たことになる。1時間ほどいたので引き上げる。

〆はいつものじゃんがらラーメン

いつものように、ひとり九州じゃんがらラーメンへ。「赤坂店限定」という小ぼんしゃんラーメンを食べ始めたら、なんと6人連れの男女が入ってきて、店は急に賑やかになった。今夜も夜更かし。いまや私は年中無休の遊び人だ。

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