朝飯を食べてゴロンとして、読みかけの本を開いていると、すぐウトウトして昼が来る。コロナで読書量が増えたと天声人語に書いてあったが、コロナと関係なく、歳をとると読書三昧が加速する。これに新聞、雑誌、ネットニュースを見ているとすぐ一日が経ってしまう。こんなことを続けていて、後10年か15年で棺桶かぁ〜と考えると滅入ってしまう。こんな生活、悪いわけじゃないが、これでいいのかなぁ〜と思わないでもない。
介護の学校で学んだことで1番いいのは、「ぼんやりする暇があったら歩きましょう」だ。以来意識して歩くようになった。考えてみると私の68年の人生で、1番長く暮らしている場所は、在住21年の横浜になった。ところが港北区の自宅周辺を知っているだけで、意外とどこにも行ったことがないことに最近気づいた。
かくして、休みの家人に「海が見えるところまで行かない⁉️」と声をかけたら、根っからの横浜っ子だけあって、「じゃ私が連れて行ってあげる」と2階から降りてきた。
10時50分、我が家を出発。いつものように白楽駅まで出て、裏道を東白楽駅前まで進む。そこから「滝の川舗道」に向かう。ここは2004年1月までは、桜木町まで東横線が走っていた。みなとみらい線が出来て横浜から先が無くなり、その線路の跡が、反町の手前から横浜まで立派な歩道に変身していた。
この歩道を、横浜駅方面に行く途中、東神奈川駅方向に左折して、ドンドン進んでいると国道1号線の手前で海につながる滝の川に出る。国道を渡って左側の道路に入るとすぐ左斜めに『伏見大漁稲荷神社⛩』の赤い鳥居が見えて、「大漁かぁ〜」海が近いことを伺わせる。ところがまっすぐ進んだら行き止まり。アリッ⁉️Uターンして川と住宅の間の通路を抜けて、橋を渡りさらに東へ東へ。