横浜ウォーキング(神奈川区、中区、港北区)(1192)

「この先が横浜の市場よ」と浜っ子の家人が教えてくれる。この辺になると全く初体験ゾーンだ。右側の通りを歩く。確かに両側に「卸」の看板が目立ってくる。その先に『横浜中央卸売市場本場 水産物部』の大きな看板が出てきた。せっかくだからと中へ。あるある場内商店街が。ここは、T京都市大学時代、国際関係論のO野直樹教授から「おまっさん、休みの日に場内の寿司屋に行きましょう」と何度も誘われてのに時間が合わず行けずじまいだった。O野さんとは場内の代わりに大倉山の『ほうろく屋』で家族と一緒に何度か飲んだ。

今朝、栗ご飯を食べたばかりで、さすがに店内には入らなかったが、しっかり下見はしておいた。ここでも梅沢富美男さんの足跡が。「今度来た時はここだな」と独り言をいうと、家人が梅沢さんの写真に気づいて、「ホントに好きなのね〜」と笑っていた。

 

ただ一旦場外に出て海に向かっていると、途中路地の入り口に海鮮の写真が貼り出されているのを発見。「あっ🤭🤭ねーねー入ってみましょう」と言われるままに中まで。「おー名前がイイ❣️」入り口に『横浜魚市場卸協同組合 厚生食堂』とある。「こりゃ来んわけにゃいかんなぁ〜」と一気に変節する私。

大きな交差点を右折するとみなとみらいの見慣れた光景が飛び込んでくる。ここから見るとレインボーブリッジも指呼の間。夜景が綺麗だろうな。

後は、せっせと新高島駅方面に向かって歩いていると『NISSAN』の文字が。「ゴーンも日産の幹部たちも酷いもんだなぁ〜湯水のように金を使い、あっちをリストラ、こっちを工場閉鎖にして。働いている人間のことなど眼中にないんだから」と2人共ブヒブヒ言いながら本社ビルを抜けて、横浜駅へ。

1人だったらここから電車に乗って帰るところだが、「もうチョット頑張るわ」。家人は「韋駄天お政」と我が家で言われているほど健脚で、しかも速足。この程度の距離はものともしない。その点軟弱な私は、30分歩くたびに一休みする。横浜から反町へ抜けるのは、かつてのトンネルが隧道になっていて早朝から夜まで徒歩での通行が可能だ。

ここから先は普段通らない上麻生道路の裏道を教えてもらう。彼女は、小学校へは六角橋からちんちん電車で蒔田まで通っていたので、この界隈は詳しいという。途中、驚いたのは自動販売機が10台も並んだ店の前を通ったときだ。安い、いや安すぎる。いつも150円か160円で買っていたほうじ茶が100円。なんじゃ⁉️この手の値段はあってない様なものだと妙な感心をする。

再び白楽方面に向かって歩いていると新聞販売店の前を通った。まだ午後1時半過ぎだというのに、既にモーターバイクに夕刊を積み込んでいる。外国人の配達人に「早いね」と声をかけると「いつもこの頃には配っています」と明瞭な日本語が返ってきた。

一昨日行った『武蔵野うどん あっとん』や『くり山』の場所を教えながら我が家方向に踵を返す。『くり山』は今日も道路の両側に客がずらりと並んでいて、「こりゃすごいわ」と家人を驚かせていた。途中買い物もしながら午後2時30分、スタートしてから3時間40分、距離にして11キロ余りを歩いて帰りついた。家の前の桜の木が紅葉を始めていた。風呂に入ると流石に足の指先が左右とも痛い。

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