1年ぶり立ち食い蕎麦『はせ川』で昼食(1204)

多忙な一日。午前中は、アメリカの法律について教えてもらいに、米国の資格も持ってる弁護士の事務所に立ち寄る。その足で飯田橋駅そばの『青海珈琲店』へ向かう。ここは大学院の教え子がアルバイトをしていて、「大学に行く途中ですから是非来てください」と言われていたので、四谷から飯田橋までJ Rで移動したついでに義理堅く行ってみた。普段は、行きは渋谷で半蔵門線の九段下で東西線に乗り換え、そのまま早稲田だが、途中飯田橋を通る。(ちなみに帰りは授業で疲れているので大学正門からバスで高田馬場2丁目まで行き、副都心線の西早稲田からそのまま乗り換えなしで妙蓮寺だ)

彼女は休みらしく、中年の女性と男性の2人が店にいた。この珈琲店は持ち帰り専門店で、なんと料金は100円。スイーツ200円、カレー400円と驚くほどリーズナブルだ。2018年に江東区青海でオープンして以来、この2年で、神保町、九段下、池袋と『進撃の巨人』並みに都内に5店舗を展開している注目企業だ。彼女は、去年の11月に池袋店で飲んだのがきっかけで、その美味さに惹かれて毎日のように通うようになり、とうとうバイトを始めたのだという。授業中にいかに美味いか、親切な店か、店員がいい人かを力説するので、それならと、家庭訪問ならぬ職場訪問、というほど大袈裟ではなくて気軽に寄ってみただけだ。

設置された貯金箱のような小箱に100円を入れて、コーヒーメーカーのボタンを押すと1分余りで挽きたてのコーヒーが出てくる。「世田谷の農家の無人野菜売り場みたいですね」と声をかけると、「持ち帰りセルフサービスなんですよ。カレーもおいしいですよ」と明るい声で応じてくれる。挽いた豆も格安で売っていた。かなり雰囲気の良い店で、ここなら彼女も働きやすいだろう。

店の隣はつけめんの『飯田橋大勝軒』、中華そばの『青葉』、餃子の『おけい』と強豪店が並んでいる。そこで食べた客が、油っぽくなった口をスッキリさせようと青海珈琲へというコースなのだろうか。客が全く途切れない。目と鼻の先にはスターバックスもある。その対角線上にある広場の椅子に腰を下ろして飲む。少し苦めで、コーヒー好きにはたまらんだろう。あっカフェ・オ・レがあったかどうか見てくるのを忘れた。

ここから大学までは遠かった。というのもいちばん市谷寄りの階段を降りて地下道を歩くのだが、東西線の乗り口まで、これでもか❗️これでもか‼️とうんざりするほど長い距離。地下鉄に乗った時は汗びっしょり。スマホを見るとすでに5.6キロも歩いていた。

今日は久しぶりにキャンパスに来たので、界隈で昼飯をと朝から胸を弾ませていた。時計は12時半すぎ。『メルシー』の前は客が並んでいる。中はいっぱい。コロナで客が減ったのでは❓と心配していたが頑張っている。授業は午後1時からなので、『キッチン南海』で牡蠣&海老フライ+カツカレーを食べるつもりだったが、時間がない。

そういえば午後2時まで開いている立ち食いそばの『はせ川」がある。もう1年以上食べていないかも。いつも時間帯が合わないのだ。今日は院生の都合で早い授業になったのでラッキー。超嬉しい。

『はせ川』は早朝7時半から午後2時までやっている純粋の立ち食い店だ。最近は以前のような「立って食べる」式、当たり前だけど、ではないけど「立ち食い」を名乗る蕎麦屋もけっこうある。昔の名残なのだろうか。この前行った鶴巻町の『山吹』は椅子席だけど「立ち食い」を謳っていた。

とにかく手際がいいのと甘めのツユが好まれるのか、私がいた15分ほどの間も14人分(目測)の立ち席が常時満杯で、時折外で待つほどだ。今日はかき揚げ蕎麦にとろろ芋と山菜をトッピング。黙って聞くとはなしに聞いていると春菊の天ぷらや納豆も人気だ。海老天のような高いものは、はなから置いていないのも潔い。対面授業にも力が入る。来週も午後1時からを希望してくれんかなぁ〜。

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